【ビジネス書を読む時間がない若手金融会社員・就活生向け!】銀行が提供可能なサービス
これまで、銀行営業における新規営業(融資等)のポイントを記載してきました
「面談での会話内容」(2/3)の中で、「銀行として提供可能なサービス紹介」を挙げていました
本日は、上記内容について記載したいと思います
銀行として提供可能なサービス
銀行としての主な提供可能なサービスとして、私は以下を紹介していました
1. 融資
銀行3大業務(預金・融資・為替)の内の1つであり、法人向けサービスの代表です。顧客から預かった預金を、運転資金・設備資金ニーズのある顧客へ貸出を行います。お客様の財務状態に応じて、金額・金利・期間等が確定することとなります
融資は、余剰資金(預金)を資金需要者へ融通することであり、社会経済の潤滑油とも呼ばれています。多くのプロジェクト(私たちが週末に遊びに行く遊園地建設等)も借入をして設備を完成させ、開業後の利益から数年にわたり返済を行っています
そういった意味では、各企業の経済活動に必要不可欠なものであり、社会的意義の高い業務であると考えています
融資といっても幾つか種類があり、以下が挙げられます
① 銀行プロパー融資
② 信用保証協会付融資
③ 制度融資(都道府県市区町村単位)
④ 創業融資(制度融資の一貫です、日本政策金融公庫による制度融資も含む)
⑤シンジケートローン(大規模融資になると(特にPJ融資)1行のみで融資を行うことが困難であるため(リスクテイクが大きすぎるため)、複数銀行で協調融資を行うこともあります)
2. 為替・決済・ペイメント
為替(振込サービス)も銀行3大業務の内の1つです。お客様の日々の決済に資するサービスです
振込サービスについては、決済を行った際に現金を売り手の所まで持っていかなくて良いため(オンラインやATM、銀行窓口で完結する)、こちらも私たちにとって身近かつ意義のある業務と思います
例えば以下が挙げられます。この他にも様々な決済サービスがあります(一部はグループ会社による提供です)
① インターネットバンキング(国内・海外振込、手形等)の導入
② 法人カード等(その他提供可能な決済サービスは多数ありました)の導入
3. お客様のご紹介
お客様のご紹介は、感謝されることが多いです。特に、スタートアップ企業等は大手との商談パイプを欲していることが多いため、銀行として受け取る手数料はありませんが、お客様の成長に繋がります
お客様のビジネスが大きくなれば、銀行としても融資・為替等でその分利益を得ることができます
例えば、①売り先、②仕入れ先、③協業等のご紹介が挙げられます
4. グループ会社のご紹介
メガバンクであれば、傘下に証券、カード、リース、ペイメント、不動産、コンサルティング、人材派遣と金融サービス+αを抱えているため、ニーズに合わせてご紹介可能です
グループ会社に加え、銀行本部にも専門部隊が控えています
そのため、お客様のニーズに全く応えられないというケースは少ないと感じています(何等かの方法でソリューションを提供することができると思います)
いかがでしたでしょうか
今回は銀行として提供可能なサービスについてご紹介しました(本日の内容が全てではありません)
次回以降、決算書の読み方等財務分析についてもご紹介していきたいと思います。お楽しみに!
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