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【入社エントリ】キャリア入社×JOBリクエスト社員対談~Tokio Marine Xの内側~
みなさん、こんにちは。Tokio Marine X公式note編集部です。
今回はTokio Marine Xの多様性に富んだ社員の中から、今年東京海上日動火災保険株式会社(以下、東京海上日動)へのキャリア入社を経てTokio Marine Xへ参画された大屋さんと、東京海上日動の人事制度(JOBリクエスト制度)を利用して自らグループ会社への出向に応募しTokio Marine Xに参画された保坂さんに、“外から中に入ってみての視点”でTokio Marine Xを語って頂きました。最後までぜひご覧ください。
多彩なキャリアがTokio Marine Xに出会うまで
――大屋さん、保坂さんのこれまでのキャリアとTokio Marine Xへ参画するまでのキャリアを教えてください
大屋 共済団体のアクチュアリー採用として商品開発部に所属し、生保・損保にまたがる保険商品全般の商品企画、料率算定業務に従事していました。その後、国際会計基準や経済価値ベースのソルベンシー規制等の会計・規制分野に興味を持ち、監査法人に転職しました。監査法人ではJGAAP/IFRS17号における監査業務に加え、IFRS17・ESR導入支援、少額短期保険会社向けの計理人業務等のコンサル業務にも従事してきました。
保坂 私は東京海上日動へ新卒入社してから、東京海上日動・東京海上ホールディングス株式会社(以下、東京海上HD)の経理部で計7年間キャリアを積んできました。東京海上HD経理部に所属していた際、東京海上グループ各社からの会計相談の対応を担当しており、子会社新規設立に関する情報がいち早く入ってくる環境でしたのでTokio Marine Xのことは自然と知っていました。ただ、東京海上グループで保険会社をもう1社新規設立すると聞いたときは驚きましたね。保険会社の決算は一般事業会社とは異なる点が多いので、専門性がある人が複数人いないと対応できないだろうな…と正直あの時はどこか他人事に考えていたのですが、ご縁があり、私自身が手挙げでやってくることになりました。
――お二人とも専門性高いキャリアを歩んでこられたのですね。Tokio Marine Xではお二人は現在どのような業務をしているか教えてください
大屋 これまでの経験から主に数理領域の業務を担当しています。具体的には、新商品の数理基礎書類の作成・収益性検証等の商品開発業務、収益性・健全性の観点を踏まえた将来の商品企画を担っています。R&Dビークルや少額短期保険会社に求められる新規性・独自性の観点を重視しながらスピード感をもって商品開発に取り組んでいます。また、会社の収益性・健全性などを維持する観点として事後モニタリング体制の構築・実施も担当しており、入社して数か月ですが数理領域を中心に多くの業務経験を積める環境だなと感じています。また、東京海上グループ一体となって業務を進めていくことから、多様な経験をもったメンバーと協力する機会も多く、日々刺激を受けながら業務にあたっています。
保坂 経理部での経験をベースにTokio Marine Xでも決算・出納・事業計画等の経理分野を担当しつつ、法務・コンプライアンス・広報・総務・人事などコーポレート業務を幅広く担当しています。システム周り以外のコーポレート業務全てに関わっているという方が早いかもしれません。自分がキャリアを歩んできた専門領域だけに留まらない様々な業務を経験させていただいています。東京海上日動時代では想像がつかないくらいに業務カバー範囲が広くなっていると感じています。
――専門性も発揮しながら、それに固執しない活躍の場が広がっているのですね。ちなみに大屋さんは転職活動の初めからTokio Marine Xの存在を知っていたのですか?
大屋 前職の監査法人で保険業界全般を見ていましたので存在は知っていました。その監査法人のキャリアも充実していたのですが、保険商品・仕組みの新たな可能性や在り方、より経営に近い目線での業務に興味があり、そのタイミングで転職エージェントから東京海上日動が保険事業を営む子会社(Tokio Marine X)を設立し、そこで経営に近い目線で仕事ができると紹介されて応募に至りました。Tokio Marine Xであればエンベデッド・インシュアランスを中心に新たな保険の可能性を探求できると思いましたね。
――転職活動の中で、最終的にどうしてTokio Marine Xで働くことに決めたのでしょうか?
大屋 エンベデッド・インシュアランスを中心とした、新規性の高い保険商品に対するプライシング領域に興味を強くもったことが一番の理由です。また、会社立ち上げ間もないスタートアップ企業ならではのチャレンジングな部分と、東京海上グループに属する会社としての安定的な部分の両方から決意しました。実際に、スタートアップ的な勢いももちろんありながら、ガバナンス面も重視した会社だという印象をもっています。
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スタートアップのようで、実はそれだけではなかったTokio Marine Xの内側
――スタートアップ的であり堅実な面も特徴なのですね。Tokio Marine Xの会社カルチャーはどう感じていますか?
大屋 非常にインクルーシブな会社だなと感じました。転職は2回目なので、これまでの会社のやり方や風土をどの程度出していけるかは、転職先の会社の雰囲気によるものと感じています。その点Tokio Marine Xでは前職の経験を踏まえた自分の意見をものすごく聞いてくれる、逆にそれが求められる環境です。特に、全社員で作り上げていくボトムアップの経営方針を日々体現している会社だなと感じています。
保坂 東京海上日動からTokio Marine Xに入った私としては、ボトムアップの経営方針は東京海上日動に在籍していた時の感触と変わらないです。大屋さんの感じているTokio Marine XのカルチャーはTokio Marine Xが東京海上日動での経験を経た社員が多いからだと思います。似たカルチャーは存在していますが“違い”で感じることとしては、Tokio Marine Xは圧倒的に意思決定が速い、いや“速い”といいますか“近い”と表現するほうが合っているかもしれません。これは少額短期保険会社という業界特性もあるのかもしれませんが、より小さな組織、経営と近い業務運営を肌で感じています。
――まだまだ小さい組織だからこその特徴もあるのですね。内側で感じられるスピード感はものすごいものなのでしょうね…
保坂 Tokio Marine Xのスピード感を正しくお伝えすると、ただスピードを追求していることはなく、高いクオリティを圧倒的なスピード感で求められる環境です。なかなか刺激的です。まだ開業して2年度目でありTokio Marine Xを運営しているメンバーも限られるのですが、小さい組織かつ立上げ間もない組織がゆえに、1人に与えられる業務の幅や量、自分で決められる裁量は東京海上日動時代でも大きいと思っていましたがさらに広く深くなりました。そのような環境で対応する業務量が多く、かつスピード感が求められる中ですが、求められるアウトプットのクオリティは変わりません。人数が少ないからこれくらいでいいか、は全く通用しませんし、そのような空気感は全くありません。
大屋 スピード感の表現は本当にその通りですね。また、Tokio Marine X内にいるメンバーの専門領域も多様であり、Tokio Marine Xが目指す独自性・新規性・攻めた商品のR&Dを行う場面ではスタートアップ的な勢いと商品組成やオペレーション面のフィージビリティの観点両方を持ち合わせたバランスの取れた意思決定ができる組織だなと感じています。スタートアップ的な勢いだけでは各種規制の遵守が疎かになるリスクがありますし、逆に守りの姿勢だけでは面白くない。そのような中でTokio Marine Xはバランスが取れているなと参画して数か月ですが感じていますね。
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過去の自分の焼き増しではない
――なんだかものすごく刺激的な環境ですね!実際にTokio Marine Xで働く中で感じる魅力を教えてください。
大屋 Tokio Marine Xは新規性のある商品開発を行っているため、今までに経験したことのない新しい領域での商品企画・開発を経験できる良い環境だと思います。アイデアベースで商品企画・開発を進めていくため、自分が経験してきたままのアウトプットだけでは勝負できず、過去の自分の焼き増しに決してならない環境がとても魅力的です。また、そんな環境において、保坂さんからもありましたが、自分で決めて良い範囲・裁量が多くとても充実して業務に臨めています。さらに、東京海上グループとして豊富な基礎データを有することや、東京海上日動の営業部店は数も多く全国に展開しているため、連携することで幅広い視野でビジネスパートナーとの協業を進めやすいことも魅力的です。エンベデッド・インシュアランスの特性として保険を組み込むサービスや商品などは多種多様であるため、新たな保険の可能性を探求する上でとても良い環境だと感じています。
保坂 自分のこれまでのキャリアを活かしながら、新しいことにも挑戦できることが魅力です。圧倒的な業務範囲と裁量があることは大変な面もありますが、とても充実しています。自分がキャリアを歩んできた専門領域だけに留まらない様々な業務を経験させていただいているため、おそらくそのまま東京海上日動でキャリアを重ねていった場合の数年が、Tokio Marine Xでは数か月に凝縮されている感覚です。こうした経験ができているのも、母体である東京海上日動が年次や役職を問わずやりたいと思った発意を尊重し、挑戦を後押ししてくれる会社だからだと思っています。
――とても難易度の高いミッションに挑まれているのだなとインタビューを通じて感じました。それでは最後に、Tokio Marine Xで働くことを検討されている方へメッセージをお願いします!
大屋 Tokio Marine Xには自らの専門性、前職の経験値を発揮できる場がありますし、グループ会社間の連携も活発なため、色々と先進的な取組みも同時に学ぶことができる非常に良い環境だと思います。
保坂 Tokio Marine Xはまだまだ自分たちで会社を創っていくフェーズです。決まっていないことが多いTokio Marine Xで自身のキャパシティを広げながら、自身の想い・考えが会社運営やカルチャー形成に直接反映される貴重な時間になると思います。Tokio Marine Xで皆さまにお会いできることを楽しみにしています!
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【プロフィール】大屋 篤信(オオヤ アツノブ)
新卒で共済団体のアクチュアリー採用として保険商品全般の商品企画、料率算定業務に従事。その後監査法人で監査業務に加え、ESR・IFRS17等の導入支援、少額短期保険会社向け計理人業務等のコンサル業務を経て、2024年東京海上日動へキャリア入社し、Tokio Marine Xへ出向。現在は数理領域を中心に商品企画・開発や事後モニタリング体制の構築など多岐にわたる領域で活躍している。
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【プロフィール】保坂 綾音(ホサカ アヤネ)
東京海上日動に新卒入社し、東京海上日動および東京海上HDの経理部に所属。東京海上日動個社決算、東京海上グループ連結決算に加え、東京海上HD個社税務、東京海上グループ各社からの会計相談の対応などを担当。その後、東京海上日動のJOBリクエスト制度へ自ら手を挙げ応募。2024年にTokio Marine Xへ出向。現在は財務領域に留まらず、法務・広報・内部統制・総務・人事などコーポレート業務を幅広くカバーしている。