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【博物館】埼玉県立川の博物館で、昔の木材の運び方を感じて、ゾクゾクする。


埼玉県立川の博物館。通称「かわはく」。

好きな博物館のひとつ。  

最近、木材の運搬方法を調べてまして。(いきなり…)

秩父や飯能などで切り出された木材は、今ではトラックや鉄道などの陸運で運ぶのが普通ですが…。

昔の運搬方法は…、そう!なんです。

でも、木をどうやって川で運ぶんだ?
舟に乗せるのか?舟、沈まないのか?

恥ずかしい話、知らなかった。

知り合いの建具屋さんから教えてもらうまで、まさかまさかそんな形にして運んでいただなんて。

1、鉄砲堰でバーン!とね

鉄砲堰

まずまず、山の方では、鉄砲堰をを使って木材搬出を行っていたそう。

鉄砲堰とは…

山間のV字谷に堰を造って大量の水を溜め、人為的に鉄砲水を起こさせて材木を下流に流し送るというものです。

「埼玉県立川の博物館 展示解説シート2」より

川の博物館では、この鉄砲堰のバーン!(堰き止められてた水が一気に放出されて、木材が押し流される音ね)が時間で見ることができます!

今回は、時間的に見ることはできませんでしたが、結構迫力あるので一見の価値ありです。

2、そして○○○にして運ぶ

バーンと押し出された木材は、川幅が狭い間は「一本流し」とか「管流し」と呼ぶ方法で、運ばれていたそうですが、

川幅が広がってくると、なんとなんと筏(いかだ)にして、それに乗って江戸に運んで行くんです!

うひゃー!マジで!?
商品に乗っちゃうの!?

筏の絵ね。長い。

途中の「筏継ぎ場」でつなぎ合わせて、更に筏を大きくしていったそう。

筏は、川幅によって大きさが変わっていく

うわー、めっちゃおもしろい。
しかも荒川は、むかーし「木の道」とも言われていたらしい!

想像以上に、奥が深いぜ…。
まだまだ、川の木材運搬については、感動ポイントがあるので、またお話ししますね!

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