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コッツウォルズの旅 チェルトナム
(見出し画像は、2019年8月イギリス・チェルトナムにて撮影したものです)
私が “コッツウォルズの西の玄関” と呼ばれるチェルトナム(Cheltenham)を知ったきっかけは、失礼ながら偶然の産物だった。
チェルトナムを知った経緯
当時(2019年8月)残り少なくなってきたイギリス滞在で、コッツウォルズを巡る旅を計画していた私は、Google Mapで当時の住まいブリストル(Bristol)と行きたい拠点をつなぎ、経路を片っ端から調べていた。
その過程で公共交通機関ではアクセスの難しかった地域が判明、ツアーで訪れた内容はこちら
コッツウォルズの西の玄関 チェルトナム
経路を調べていくうち、とにかくチェルトナムが経由地として経路に浮上することに気が付いた。
なるほど、チェルトナムはコッツウォルズの交通の拠点で、ここから各名所へのバスも多く接続しているらしい。
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さらにチェルトナムと行きたい拠点の経路を調べてみると案の定、直通のバスの経路がすんなり出てくるパターンがほとんどだった。
このリサーチから改めて調べたところ、チェルトナムはコッツウォルズの西の玄関と呼ばれ、やはり各名所への経由地として機能していることがわかった。そして、当時の住まいブリストルからも非常に便がいい(鉄道で一本)。
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こうして私は、チェルトナムを起点とした4泊5日のコッツウォルズの旅を計画したという経緯だった。
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洗練された街並みの由来
こんな成り行きだったので、チェルトナムの街そのものを観光する時間は到着した当日の数時間程度だったものの、旅の間チェルトナムの中心地を何かと行き来していた私は、そのうち美しく落ち着いた佇まいと品のある街並みに気が付いた。
そして去る頃にはすっかりお気に入りの街になっていた、という流れだった。
後々調べてみると、チェルトナムはバース(Bath)と並んで温泉保養地、そしてイギリス王室の保養地でもあったという。この街の品の良さや洗練具合は、なるほどここから来ているのだとようやく納得がいった。
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街を歩いていても危ない雰囲気はなく、街並みには洗練された趣きが感じられた。
当時私が滞在していたブリストルも暮らしやすい街ではあったが、チェルトナムはそれとはまた違った、品の良さと情緒を感じる街だった。
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コッツウォルズ観光におすすめの拠点
チェルトナムはコッツウォルズの要所であるにもかかわらず、観光地としてはあまりその名を知られていないという。
それでいて、コッツウォルズの名所にはバスでアクセスが可能である。英語が少しできる方であれば、路線バスでの旅行はそれほど難しくなく、安価で地元の雰囲気をより楽しめる。
もちろん、チェルトナムから各所へのプライベートツアーも多くある。
過ごしやすく落ち着いた街チェルトナムは、コッツウォルズを巡るには “穴場” と言えるかもしれない。
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穏やかな雰囲気と情緒ある街並み、そして物価もロンドンに比べればかなり安い。
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時間のある旅行者や長期滞在者には、チェルトナムは、コッツウォルズ巡りにバース(Bath)と合わせておすすめの拠点だと思う。
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チェルトナムから訪れた観光地
こうして私は、チェルトナムに4泊5日滞在し、
チッピング・カムデン(Chipping Campden)
ボートン・オン・ザ・ウォーター(Bourton-on-the-water)
ブロードウェイ(Broadway)経由のみ
ストラトフォード・アポン・エイボン(Statford upon Avon)
グロースター(Glouster)
オックスフォード(Oxford)
の各所へ路線バスで訪れた。
行く先々で偶然居合わせた現地の人たちは皆親切に対応してくださり、いい思い出しかないこの旅。
いくつかエピソードもあるので、各観光地への旅行記は写真とともにまた少しずつ書き起こしていきたいと思う。
イギリスのカントリーサイド(地方)の良さを味わえるチェルトナム。
コッツウォルズを巡るにはおすすめの拠点である。
※ 挿入されている写真及び画像はすべて筆者の撮影によるものです。
(Cheltenham, 23-27 August 2019)
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