人間は常に忘れ続けているという話
学生だけではなく社会人になっても学ぶ事はたくさんあります。
社会人は忙しいので学ぶ事を避けて長年生きてしまっているのも正直事実です。少しでも時間を作って少しでもいいからコツコツと学び続けられるような人生が理想なんですけどね・・・笑
忙しい時間の合間をぬって学習しても、結局忘れ続けているというお話になります。
エビングハウスの忘却曲線
ご存知の方も居られると思いますが、これは時間の経過による記憶率の変化を研究したもので、20分後は42%を忘れ、1時間後には56%を忘れ、1日後には74%を忘れるといった結果を示したものになります。
例えば学生が学ぶ場合、日々の授業になります。ただ、その授業の内容も上記の通り何もアウトプットがなければ忘れる一方。だから学生は「復習」や「課題」「宿題」といった形で知らず知らずにアウトプットを強制されているため、ちゃんと取り組んだ内容に関しては記憶に定着しやすいという事になります。一夜漬けで勉強する人が、試験問題はなんとかなってもその後全然覚えていないのはどういう事か?
それは授業の後、すぐに復習をしているか、どうでは無いかの違いになると言えるでしょう。
社会人はどうでしょう?社会人は定期的に試験を受けるために学習しているというわけではないです。
となると、とにもかくにも最も重要なのは「何のために学習をしているのか」という目的が最も重要になります。
それについてはぜひこちらの記事もご覧ください
特に弊社では営業向け特化型の体系的研修を提供していますが、その受講目的は何か?という事が極めて重要となります。
受講者の大半は、一言で言うならば「自信の営業力の強化」が目的となっております。
そのためのTipsを研修を通じて提供させて頂いておりますが、当然これも放っておいたら時間とともに忘れ去られます。
「営業力強化」のために時間を割いて研修を受けても、何を実践に活かしてみたいか研修が終わるタイミングで自分で宣言して、頭の中で実践している状況をシミュレーションしてみる事で、復習は完成です。
ご自宅へお帰りの道中で頭の中で学んだ内容をお客様商談で使っているシーンを想像しながらイメージトレーニングをしてみると、さらに定着率が高まります。
そして、次の日、実際の商談で使ってみた場合、そのテクニックは完全に自分のスキルとして身につきます。
一度身につくとほとんど忘れる事はなくなります。
まとめ
研修を受ける時は「目的」を明確にする事
「目的」を実現するために自分にできそうな事を選定する事
選定した事を実践している状態をすぐに頭の中でイメージする事
そして出来るだけ早く実践する事
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