シリアとこうして物作りしてます
日本からは基本的に渡航できない&荷物のやり取りや、通信手段も限られている。
そんなシリアと、物作りだなんて“無謀“と言われ続けてきましたが、やってみたら「なんとかなるもの」です。
どんな風にやりとりして商品作っているのか?
お話ししたいなと思います^^
基本的にはインスタのDM機能で、写真や動画のやり取りをしながら進めます。
荷物のやり取りは仕上がった商品をシリアから日本に届けてもらうのみ(DHLで)
こちらからシリアに荷物を送る手段は“ほぼ“ありません。
ですのでシリア国内で調達できる材料を使って商品を作ります。
ハンドメイド用品などは、日本で見かけないような珍しい物も沢山あるので、そういったものを扱って「日本では手に入らない可愛い刺繍アイテム」を作っています。
とはいえ・・・
例えばクッションカバーは、日本で土台を作り洗濯タグなどをつける必要があります。
その場合には、イギリス在住の作家さんに届けて製作して頂いています。
特に、ポシェットの時は本当に、楽しかったです。
刺繍部分だけでなく、ポケットやサイズ感など、こだわる部分が沢山あるので、カバン作りは大変でした。
「サイズもミニポシェットだけど、しっかり入る」を目指して。
手帳と本、キーケース、ポーチ、財布、ハンカチ、リップ、ハンドクリーム。
これらも余裕で入ります。
スマホケースは→これ
がま口ポーチはSarahさんからのラマダンのプレゼント。
肩紐は取り外し可能、お好きな革紐に変えていただくこともできるので
ボディバッグにも、クラッチバッグにもなってくれる。
旦那さんが紺を持ってくれました。笑
彼は非常に砂糖顔なので、お花に三日月も違和感なく。
何なら、自ら「持つ」と申し出てきました🤣
さてさて、このポシェットを作った時の話を。
打ち合わせを始めたのは、2023年2月ごろかな?
最近のポシェットは異様に小さく、マイボトルや本が入らないでしょ!という大きさが多くて。
可愛くて、コンパクトに見えて、でもしっかり入る物を探していました。
ないなら作ろうかな。これがきっかけでした。
そこで、シリアのSarahさんに相談。
たくさんの写真をやりとりしつつ、良い塩梅のものを探りました。
中の布はやっぱお花だよね!とか
マチは9cm!10cmもいらない!とか
引っかからないように、刺繍は立体じゃない方がいいかな?とか
アドバイスもらいながら、作りました。
生地の色を打ち合わせ中↓↓
ネイビー?ブルー?ダークブルー?
紺にも色々あります^^
半年近く完成まで時間を要したので、仕上がった時はSarahさんも、とっても嬉しそうに報告してくれました。
「心の準備はいい?」からの〜〜
「3.2.1」のカウントダウン!
そして、その後イギリスで実物を受け取りました。
運命の再会(?)みたいですーーーーっごく嬉しかった!
2023年2月から作り始めて、2023年9月に受け取りました。
8ヶ月の時を経て実物に巡り会えました。
1番嬉しかったことがあります。Sarahさんがチャームをつけてくれたこと。
私は「チャームつけて」とは注文していないんです。でも、確かについていた方がチャックの開け閉めが簡単!!私が気付けなかったところをしっかり作り込んでくれていました。
親指ほどのサイズの刺繍枠チャーム。
こんなに小さい刺繍枠初めてみました。最高に可愛いです。
「ベビーフープ」つけたよって報告してくれました
こういうことって「お客様にどうしたら喜んでもらえるかな?」って考えていないとできないこと。
本当に、志高くて意欲的で「喜んで欲しい!」っていう気持ちが強い素敵な作家さんたちです。