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銀河系


先週からの
ちょっとした体調不良が長引き、
現在少し休暇をもらっている。

みなさん
こんにちは。
どうも土丸です。

少し前から鞄に、
宮沢賢治の
『銀河鉄道の夜』
を携えている。

小学生の頃に読んだ本として
インパクトがあったのは、
灰谷健次郎の作品と
この宮沢賢治の作品。
他のも読んだ気がするが、
あまり覚えていない。

10歳くらいの時に読んだ
この『銀河鉄道の夜』は、
当時よく分からず
だけれど
なんとなく心惹かれる、
そんな印象だった。

前回に目を通したのが
いつだったのか覚えていないが、
数年前、塾にて
『よだかの星』を読んだ時に、
ああこれも
宮沢賢治の作品なのか
と思い、
現在の関心へと至る。


子供の頃、
主人公のジョバンニは
いったいいつに
銀河鉄道へと乗り込んだのか
と不思議に思っていたが、
もうすぐ36歳になろうとしている
現在の自分が同じ箇所を読んでも、
知らないうちに
銀河鉄道の車内へと誘われる形に
なってしまった。

宮沢賢治が表現する、
現実世界から
銀河への旅立ちへ至る
グラデーションのような文体が、
秀逸というより他は
ないのかもしれない。
(若干の負け惜しみ)

読んでいる途中でも
頭の中で
他のことを考えてしまうような
なめらかな文体で、
それでいて本文内容も
すっと入ってくるかのような
感覚を受ける。


小学生の頃は、
恥ずかしながら
天体とか
そういう理科的なものは、
ほぼ興味の対象外であった。

当時
そういうものに思いを馳せていた
少年少女たちに比べると、
自分はだいぶ
想像力に乏しい少年
だったのかもしれない。

七夕行事にて
「短冊に願い事を書きましょう!」
とか先生に言われても、
何を書いていいのか
よくわからなかった。

変なことを書いても
他の子の目に触れるし嫌だな
と思って、
当たり障りのない文言を
並べていたような気もする。

そんな子供が
現在は、
社会的理性に基づいて生きていても
行き詰まってしまう感があるから
もっと本能に根差して行動しようかな、
と思ってしまっているのだから
人生何が起こるのかわからない。


天の川の光は淡く、
現在の日本では
見ることのできる場所が
少なくなっているそうな。


基本事項も含めて
僕自身、
勉強量が
著しく足りないな、
と思う今日このごろです。







以上

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