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2020/01-03

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年男その1
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2020年1月の記事一覧

HIP HOP 体感史 2

12年くらい前 僕が23、24歳の時にA子に 「私はラップは好きじゃないな。 だって別に歌詞を ああいう風に歌う必要はないんじゃない?」 と言われたことがある。 その時僕は、 たしかにそうかもしれない と思ったものだ。 A子は確かロックが好きで 斎藤和義が好きだったようだ。 僕もその後 30歳を過ぎたら、 ヒップホップを聴かなくなるかもしれない と思っていた。 それから12年後、、 やっぱり余裕で聴いている。 他のジャンルがどうかは よくわからないけど、 ヒッ

7つの敵+α

僕が10代の頃、 SOUL SCREAM という ヒップホップグループが 出したもので、 『7つの敵』という曲がある。 人間が生まれてから死ぬまでの間に 遭遇する7つの敵とは、 病気 飢え 裏切り 嫉妬 欲 老衰 死 である。 この曲は実は、 手塚治虫の『ブッダ』という漫画に 影響を受けたものらしく、 いまはそのブッダを きちんと読みたいと思っている。 しかし、 僕は生きていくうえで、 もう1つ大きな敵がいる と感じている。 それは、 「飽き」 である。 人

濃いもの/うすいもの

今日は機嫌がいいから 第2弾いくぜ 味の濃いものは、そのうち飽きる。 味のうすいものは、そのうち慣れる。 必ずしもそうとは言えないが この曲インパクトがすごいな パンチがあるな、 と思っていても そのうち飽きちゃったり。 そんでもって、 この曲はじめは インパクトがなかったけど 聴いているうちにじわじわ来る、 とか感じたり。 で 話は逸れるけど、 アイドルグループの「嵐」は ヒットソングを連発してきたが、 僕が一番好きなのは、やっぱり 『a Day in Our L

遺伝 vs 環境 2

前回の続き でもないんだけど、 僕は、そう簡単に 自分の遺伝情報には 逆らえないのではないか、 と思っている。 顔のつくり 骨格 頭のよさ 性格 得手・不得手 これらは そう簡単に変えられるものではない。 と言うより、 そう簡単に変えられたら それはそれで 代代受け継がれてきた遺伝子に 失礼な気もする。 僕は中学5科目のうち 理科が苦手で、 それを”意識”によって いま克服しようと思っているのだけれど、 たとえ克服することができたにせよ、 理系の大学院に進学している人には

プラットホーム ひかる

この前 塾講師時代の後輩、 ひかるに会った。 僕が10年間やっていて 一番すごいと思った講師だ。 彼はいま26歳だが、 大学院を休学中。 理由は、 少し疲れたから とのこと。 あんなに探究心と熱意のある講師を 僕は見たことがない。 僕は10年間で クレームを10件くらい出したが、 彼は8年間で まだ1件も出していないのでは。 (コマ数が違うので 単純比較はできないが) ただ彼には弱点がある。 お金と 時間と 対人に ルーズだということだ。 そして、 それなりに

-ニュータイプ タケル編-

西暦20XX年 4月 ー職業選択所ー コンピューターI 「職業コースをお選びください ①政治コース ②経済コース ③法律コース」 タケル「・・・ どのコースが一番就職しやすいですか」 Ⅰ「あなたの経歴からすると ①か③がオススメです」 タケル「・・・ ちょっと席を外します」 タケル Y大学4年生 22歳 法学部在籍。 大学3年生の時に父親が倒れる。 下には高校3年生の妹、 中学2年生の弟がいて、 もう家に経済的負担はかけられない状況がある。 タケルはふと 空を眺め

ポストマージナル

この前の日曜日、 銀座に足を運んでみた。 僕は全然 銀座の街について 知らなかったようだ。 大通りは人であふれ返り、 外国人もたくさんいて、 喫茶店を探しても どこも空いていない。 結局、1時間以上歩き回って 最終的に腰を落ち着けたのは、 裏路地の 古典的な建物の 2階だった。 最近というか ずっと、 僕は「生きる」ことについて 考えている。 そして、 なんとなく 見えてきたものがある。 学生の時、 法学部に在籍していて 「日本の民法って優秀だな」 とふと思ったこ

その時の感覚

年齢を重ねてきて 「あの頃は若かったなあ」とか 「あの時はもっとこうしておけばなあ」とか 思うこともあるけど、 その時にそう思った もしくは そのように行動した というのは、 なにか事情があるにせよ、 紛れもない”事実”なのである。 からだの細胞やら 脳内の神経やらが 働いて、 結果的に そうなったのである。 よく 「過去は変えられない」 と言うけれど、 僕は勝手に ”過去の意味づけ” を変えることはできるんじゃないか と思っている。 そんなもの変えたって どうにもな

「火の鳥」降臨

小学校の上級生の時は、 柄にもなく図書委員だった。 昼休みの掃除の時間が 終わると、 隅っこで1人、 「火の鳥」や「はだしのゲン」 といった漫画を読んでいた。 年末、ふと その「火の鳥」の印象が 急に思い返されて、 いてもたっても いられなくなって、 Amazonで全12巻を購入するに至った。 まだ全部読んでいないから 何とも言えないが、 小学生の時に感じたほどの インパクトはないかもしれない。 しかし、 細かいところまで 注意を向けると、 もうなんというか 言葉になら

受容

「強くありたい」 いまだに僕の願望の1つだが、 現実問題として 自分はそんなに強い存在ではない ようだ。 最近の感覚は、 小学校の低学年並みに 戻っているような気がする。 僕の自我が芽生えたのは、 小学校3年生、8歳くらいからである。 冬に毎年マラソン大会があったが、 小学校3年の冬は50人弱のうち4位となった。 (たしか1年の時は22位で、 2年の時は24位だったような) 3位に入れず、 悔しい思いをしたのを覚えている。 で、 いろいろと年数を経て 30代半ばにな

男たるもの

世代的に 「池袋ウエストゲートパーク」とか 「凶気の桜」が 好きだったり。 あ、 喧嘩はしてないよ。 弱いから。 小学校の時、 よくやった ドッジボールでは とにかく逃げまくっていた。 そう言えば、 「ドッジ弾平」っていう アニメもあったな。 元祖ゲームボーイで ピコピコやっていたわ。 失礼、話がそれちゃった。 いままでに印象的だった上司、 同僚について書こうと思ったのだ。 まず、シンジ君。 5、6年前 僕はただの塾講師で、 シンジ君は教室長の上の マネージャーだ

貪欲

飲み屋でくだをまくおじさん、 喫茶店で長話をするおばさん、 Drマーチンで粧しこむ大学生、 Tik Tokに夢中になる女子高生、 そんでもって noteにとりとめもなく書く僕。 みんな 「承認欲求」の一つのあらわれに 過ぎないのかもしれない。 SNSの発達で 自己表現できる場所は 格段に増えたが、 どう生かしていくか。 この前、 よく行く イタリアンなお店で、 ベーコンとキノコとトマトの ペペロンチーノ が卓上にやってきて、 見た目がきれいだったので 写真におさめようと

十人十色

みんな違う家庭で 生まれ育って、 性格も違うし 好みも違うし 価値観も異なる。 仲良くなるかどうかは また別の話だけど、 みんな精一杯生きているから、 背負っているものが それぞれあるから、 批判の仕様は本来ないはず。 街を歩いていて、 ふとそう思ったのだ。 そんでもって、 今年の抱負も決まった。 「こだわりをすてること」 自分の中で譲れないものはあるけど、 もう少し視野が広がってもいいかな、 と思うところ。 どこまでできるか わからないけど、 ちょっと楽しみにな

-初春-

小学校に入学してから 2年目の冬を迎えようとしていた。 同級生は平気で 半ズボンを履いていたが、 マモルは寒がりで とても着る気には なれなかった。 ちょうどクラスの 席替えがあって、 マモルの席は後方から2列目になった。 後ろの席はあまり 気が乗らなかったが、 自分のすぐ後ろには ミキがいたので、 退屈はしないかな と内心では思っていた。 ミキは綺麗で 気が強い女の子だった。 多少わがままなところが あるようにも感じられた。 そんなミキから とある日、 交換日記を