火の鳥第1巻

「火の鳥」降臨


小学校の上級生の時は、
柄にもなく図書委員だった。

昼休みの掃除の時間が
終わると、
隅っこで1人、
「火の鳥」や「はだしのゲン」
といった漫画を読んでいた。

年末、ふと
その「火の鳥」の印象が
急に思い返されて、
いてもたっても
いられなくなって、
Amazonで全12巻を購入するに至った。

まだ全部読んでいないから
何とも言えないが、
小学生の時に感じたほどの
インパクトはないかもしれない。
しかし、
細かいところまで
注意を向けると、
もうなんというか
言葉にならない思いである。

手塚治虫は、
この漫画を通して
「生きる」ということについて
読者に問いを投げかけている。

人間は、
たとえ
病気になっても、
大切な人を失っても、
1人だけになっても、
生き続けなければならない。

なぜ生き続けるのか。

生きものとしての本能である。


人は、
生と死について
常に考えているはずだ。

自分はなぜ生きているのか。

たのしいから
しあわせになりたいから
死にたくないから
生まれてきちゃったから

きれいごとを抜きにして
理由はなんでもいいと思う。

とにかく
生き続けること。

そうすれば
何か見えてくるかもしれない。

言ってしまえば、
”希望”にかけたいのだ。


ちょっと
熱くなっちゃったけど、
いまのところ
そんな風に思っている。





以上

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