サラダ巻き巻き、東北東
ことしもこの季節がやってきました。そう、節分です。
この時期の節分は立春の前の日ということで、まだまだ冷える季節ですが、春がすこしずつ近づいているのだなと思います。いや、全然寒いんですけどね。気持ちの問題というか、希望の遠隔透視というか。
🍣節分の丸かぶり
節分といえぱいつの間にかすっかり全国的に定着したのが、恵方巻き。
昨年はいわゆる太巻ずしを巻きましたね。実家が関西なので、このときの丸かぶりする巻き寿司は懐かしくもあります。
いつの間にか、恵方巻きなんておしゃれな名前になって広まりましたが、地元では丸かぶり寿司と呼んでます。そのまんますぎてわかりやすいですね。絶対切らんと食べるんやで、という感じがビンビン伝わってきます。うっかり切ったら怒られそうです。
🥗ことしの恵方巻きは
そんな節分ですがことしはちょっと趣向を変えて、こんなお寿司を巻いて準備することにしました。
そう、サラダ巻きです。
サラダ巻きって、名前のわりにサラダとしてはビミョーな感じがなくもないですね。まあ、つくる人によって中身は自由にできるので、いろいろあるとは思うのですが、メインはカニカマときゅうりが主力な気がします。そこにレタス系の野菜と玉子焼き。そしてマヨネーズたっぷり。
本来サラダを名乗るなら、レタスとかキャベツの千切りとか、主力は葉物野菜というイメージがあるのですが、きゅうりの存在感がすごい。
うなぎときゅうりを巻いたものがウナキュウなら、これはカニキュウではないのかと思ったりもしますが、本物のかにじゃないもんな…。
でもマヨネーズが味の決め手で、それに合うように具材が考えられていると思うと、味のバランスは抜群。おいしいなと思います。
つまりそういうこと。おいしいは正義です。
名前なんてたいしたことじゃない。そもそもサラダ巻きという名前で、この具材の巻き寿司が定着してるんだから、中身がサラダかどうかという悩みなんて、必要なし。豚肉なのに“やきとり”という名前のご当地グルメだってあるんだし。サラダ巻きとはこういうものなのだ。
🌀サラダ巻き、巻きます
さて、それではことしの節分準備スタートです。
🍣材料(手巻きサイズ4本分)
・ごはん…お茶碗2杯くらい
・焼きのり(手巻き寿司用)…4枚
・酢…大さじ1
・砂糖…大さじ1
・塩…ひとつまみ
・カニカマ…4本
・卵…1個
・玉子焼き用の砂糖…小さじ1
・きゅうり…1/3本
・サラダ菜…4枚
・マヨネーズ…たっぷり
丸かぶりするのには、手巻き寿司くらいがいいサイズかなと思うので、それ用ののりを使います。
🍚まずは酢飯の準備
酢飯はお酢と砂糖、塩を少々で。
ご飯粒を押しつぶさないように、切るようにして和えます。
🥚玉子焼きは甘めに
玉子焼きは卵1個に対して、お砂糖を小さじ1。
ちょっと甘めに焼き上げます。甘さはお好みですが、個人的には甘い玉子焼きが好きなんですよね。
キッチンペーパーで巻いて冷ましてから、形が整ったら縦4つに切り分けます。
🦀具が揃いました
具材勢揃いの図。サラダ巻きなので、彩りがちょっとイタリアンカラーですね。
のりは直火でさっと焙って、余分な水分を飛ばしてぱりっとさせます。直接火にかざすので、火傷には注意してください。
🌀巻き簀がなくても大丈夫
さあ、巻き巻きタイム。まず大きめのバットにラップフィルムを二重に広げます。我が家には巻き簀がないので、いつものスタイルでいきます。
手前1/3くらいを目安に酢飯を載せて広げ、手前の部分を土手のようにすこし盛り上げておきます。
まずはサラダ菜。サニーレタスやサンチュもいいですね。
きゅうりも載せて、マヨネーズをたっぷり。
玉子焼きもオン。
メインのカニカマが載ると、彩りが一気に豊かに。カニカマはすこしほぐして、端から端までいきわたるように盛るのがおすすめ。食べたときにどこをかじってもカニカマがいると嬉しいですよね。
あとは手前から中身を包み込むように巻いていきます。
巻き終わったら一度ラップを広げて、巻き終わりの内側に糊代わりに2箇所ほど、ご飯粒を付けて留めます。
そのままラップフィルムでしっかりと包んで、しばらくおいて形をなじませます。
👹ことしの節分はサラダ巻き
ででーん。ことしの丸かぶりはこれでいくぞ。明日まで冷蔵庫でお休みです。
向かうは東北東。ちゃんとどっちの方向をむけばいいのか、調べておかなくちゃですね。
🍣来年もきっと巻くでしょう
さて、節分の準備ができたら、多めにつくったサラダ巻きはひと足早く晩ごはんに。
食べやすいように切ってみます。
うん、じょうでき。きれいですよね。
マヨネーズがはいっているので、このまま食べてもおいしいのですが、ちょっと醤油をつけてもこれまた美味。醤油&マヨネーズの組み合わせもたまりませんよね。
さあ、節分の準備は整いました。
鬼は外、福は内、サラダ巻き、東北東。
また1年が巡ります。来年もきっと、のり巻きしてる自分がいる気がします。