るんぱっぱかっぱ巻き
回転寿司にいくとどんなメニューを食べますか。
🍣お寿司のタイプ
お寿司のタイプって大きく分けると3種類あるように思います。
握り寿司
巻き寿司
ちらし寿司
さらには関西風の押し寿司や、酢飯+ネタというスタイルではありませんが、滋賀県の鮒ずしで知られる、お寿司の原型になったといわれるなれずしもお寿司といえばお寿司の一種でしょうか。
いざ回転寿司となると、ちらしはサービスの形態的にも出しにくいので除外されます。
もちろん人気のメインは握り。トロに赤身、ブリにハマチ、そしてサーモンも人気ですね。
🍣回転する2番手は巻きずし
握りに次ぐ2番手は巻き寿司で、太巻き、細巻きなどある中でも人気は軍艦巻き。握りでいうトロのポジションがウニやイクラで、これはお皿もきらびやか。でもそれ以外に回転寿司だからこその人気メニューがいわゆるサラダもの。
ツナ缶をマヨネーズで和えたツナサラダ、カニカマのカニサラダなんかも、ちょっとした味変的に楽しめて美味しいんですよね。これぞ回転寿司の個性という気がします。
🍣細巻きは伝統の三択
軍艦巻きと比べて回転寿司でちょっと目立たない巻き寿司が、細巻きという気がします。完全にネタを巻くスタイルなので、自由度が少なくて新メニューが作りにくく、バリエーションが少ないのがその理由かもしれないと思います。
でもその分、ニューウエーブなメニューが目白押しの回転寿司のお品書きの中でも、細巻きは伝統的で質実剛健。ナマモノネタの鉄火巻きを別とすれば、おしんこ巻き、かんぴょう巻き、かっぱ巻きの三大細巻きが今でもどーんとそびえ立っています。
きょうはけっこうおなかが空いてるな。もうひと皿追加しようかな。おなかもそこそこふくれて、しかもいつもより1皿オーバー。でも食べたい。そんなときに生魚のネタと比べて軽く食べやすいのもうれしいですよね。
そんなこんなで追加することが決まったら、さあ今度は三大細巻きの中からどれを選ぶか。甘くて寿司界のデザート的な存在のかんぴょう巻きにするか。ごはんとお漬物的な感覚で〆らしい素材のおしんこ巻きにするか。それともきゅうりが爽やかなかっぱ巻きを食後のフルーツ感覚でいただくか。
みなさんならどれを選びますか。
🍣今回はかっぱ巻きを作ります
そんな細巻きの中から、今回はきゅうりの食感と爽やかさが魅力のかっぱ巻きを作ります。
🥒材料
・きゅうり
・ごはん
・酢
・砂糖
・塩
・海苔
きゅうりは海苔の長さに合わせてカットして、4つ割にしておきます。
ボウルに酢、砂糖を合わせて塩を少しプラス。分量はごはんの量でかわりますが、比率的にはお酢1/4カップに砂糖大さじ1くらい。ちょっと甘くした方が美味しいと思います。
ごはんをあわせてよく混ぜます。
のりは表面をさっとあぶって湿気を飛ばし、香りを出しておきます。
🍣巻き簀がなくても大丈夫
酢飯の準備ができたら、いよいよ巻きの作業。
ところで巻き寿司は作るのじゃなく買います、というかたも多いと思いますが、その理由のひとつに、巻き簀の存在があるのではないかと思ってます。
そうしょっちゅう作るわけでもない巻き寿司のために、巻き簀を買うのもなあ…。そもそも巻き寿司ってスーパーでもコンビニでも買えるし…。
みたいな感じで、巻き簀がないおうちって多いと思うんですよね。ちなみに我が家もです。巻き簀はありません。でも大丈夫。巻き簀がなくてもかっぱ巻きは負けます。
その秘密兵器はラップフィルム。
広げたラップフイルムの上に海苔を敷いてごはんを手前のほうに広げます。
このときラップフイルムは二重に重ねておきます。このあとの巻く作業ってけっこう力を入れるので、万一破れてしまったときのことを考えて、いわゆる保険的な感じです。
メインのきゅうりをのせます。
あとは手前から形を調えながら転がす感じ。
巻き終わったらもういちどぎゅっと握るようにしてしっかり形を調えて、ラップフィルムの両端をキャンディの包み状になるようにひねります。
さらにもう一重ラップフィルムでしっかり包みます。今回は2本巻いたので、それをまとめてあります。この状態でしばらく置いて、形を落ち着かせます。
1時間ほどおけば、このとおり。しっかりと巻き上がってます。
切ってみます。
断面がいい感じ。かっぱ巻き、完成です。
🍜せっかくなのでセットにします
お寿司のお供といえば赤だしが浮かびますが、今回はメインのお寿司がかっぱ巻きオンリーなので、お供にはボリュームが欲しいところ。
というわけで、汁物も兼ねられる和食の優秀メニューを添えることにしました。
うどんを茹でます。
どどーん。きつねうどん。
しかも温玉のせ。豪華。ねぎたっぷりに七味を散らすのがお気に入り。
🍣かっぱ巻きるんぱっぱ
かっぱ巻きの断面。きれいです。黒白緑のコントラストが鮮やか。
鶏肉のサラダも添えて、かっぱっぱー。
かっぱ巻きセットの完成です、るんぱっぱー。
今回のタイトルにも使用させていただきましたが、かっぱと聞くとかっぱっぱーるんぱっぱ。わかる人にはわかりますよね。
京都の日本酒の蔵元、黄桜さん。
黄桜さんのCМキャラクターのカッパ家族。地元のローカル放送で毎日CМが流れていたので、いまもカッパと聞くとあのCМソングが頭の中で流れます。なんだか郷愁をそそられるメロディが耳の奥にずっと残るんですよね。