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月の輝く空、卵黄の輝く皿。
ことしも早や10月です。去年に続いて、この季節になってもまだ暑い日もありますが、日暮れは確実に早くなり、朝夕は涼しくなりました。
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秋の夜長、夜空を見上げると澄んだ空には、輝く月が。
🌛夜空に浮かぶ月の魔力
ついつい見とれてしまうような明かりです。
月には魔力があり、それに魅入られてしまうと、気が触れてしまう。
そんな言葉を聞いたことがありませんか。たしかに、漆黒の夜空に浮かぶ月の光は、それだけがこの世のすべてを照らすことのできる、絶対的な力を持った存在のようです。
🌙ルナティックという言葉
英語で月というと、まずMoonという単語が浮かびますが、Lunarという言葉の存在を知り、そしてLunaticの意味を知ったとき、あらためて月の持つ不思議な魅力、危険な魅力を実感した気がしました。
あれはまだ学生の頃でした。だからこそ、Lunaticという単語は、多感な自分の心に、温かく明るい太陽とは違う、どこかひんやりとした月の明るさを、より深く印象付けたのだと思います。
🌙月という言葉
月は人の暮らしに、深い関わりを持ってきました。照明の発達しない時代には、その夜月が出るのか出ないのか、それによって人の活動が左右されたのではないでしょうか。
そんな月だから、我々の使う日常用語にも広くその姿は見られます。
1年を構成する12ヶ月。週のはじまり月曜日。カレンダーは月という言葉に支配されているかのようです。
🌙食卓の月
そして生きていくために欠かせない食卓。それを彩る、月見メニュー。ここにも、月は卵という形を借りて存在しています。
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今回つくったのは、肉野菜炒めの卵黄載っけ。いつもの豚肉と野菜を炒めたら、ポトリと卵黄。それだけでスタミナがつきそうな気分になる。そんなひと品です。
🔪肉野菜炒めの月
キャベツ、玉ねぎ、もやしににんじん、そしてにら。バターをいれて、熱したスキレットで焼いていきます。
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野菜だけでももりもりのナイスボリューム。
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豚ロースを野菜の上に広げて、しばらく蒸すように加熱していきます。
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野菜がしんなりしたら、自家製の万能だれを投入。
こしょうを振って、炒め合わせます。
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味がよくなじんだら、真ん中を空けて、卵黄をポトリ。
🍳ネーミングは月見で
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月の輝くスキレットというお皿。
このメニューに名前をつけるとしたら、月見スタミナ焼き、月見肉野菜炒め、月見焼き、月見炒め…。月という単語をいれたい。
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いただくときはもちろんこれ。黄身を崩してからめます。でも、最初はそのままいきたい。
まずは炒めたままの味で食べて、どのタイミングで卵黄を突き破るのか、そして流れ出す卵黄をすぐにからめるのか、すこし経ってからからめるのか。
🌙月と卵黄はまた輝く
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月の輝く夜、月の輝く皿。
月は夜空に輝き、卵黄は皿に輝く。
お皿の上の月は卵黄。これを食べても、気が触れることはありません。でもそのおいしさに、魅入られてしまうことはあるのかもしれません。
きっと、またつくって食べる日がくるのですから。
🍳月見スタミナ焼きの材料
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🔪材料
・豚肉
・もやし
・キャベツ
・玉ねぎ
・にら
・にんじん
・バター
・自家製万能だれ
・こしょう
・卵黄
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