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大根1本食べ尽くそう。

冬になるとおいしい野菜。いろいろありますが、大根はその中でもエース級。なんといってもおでんの主役であり、お鍋の定番であり、お漬物にサラダといろいろ万能。


🌿大根1本買ってきました

この季節、スーパーにいくたびに、つい値段をチェックしたり。お、きょうは1本98円。これはありがたや。

というわけで買ってきました、大根。

ちょっと小ぶりですが、これで1本98円ですよ。お買い得。

今回はこの大根を使って、大根づくしの晩ごはんにしてみようというお話です。なんなら1本食べてやりたい勢いです。なんてったって、98円ですからね。1本食べてもリーズナブル。

🐽メインはやっぱり

さて大根といえば、やっぱり和食のおうちごはん。メインはお肉っ気もほしいし、冬だから煮物系嬉しいよねってことで豚バラ大根にしてみます。

お肉とかほかの具の旨味を吸うことにかけては、他の野菜の追随を許さない実力を誇る大根の魅力ほとばしるメニューです。

まず大根は厚みを残した輪切りにして、面取りをします。ちょっと面倒ですが、じっくり煮るときは煮くずれしないように、このひと手間はかけたいもの。もちろん、時間のないときは省略しますが、きょうはがんばります。

4つに切り分けて、電子レンジで5分ほど。竹串がすっと通るまで下茹で代わりに加熱します。

一緒に煮るのは、作り置きの常備菜を採用。味玉とチャーシューです。チャーシューはもも肉なんかでもつくりますが、今回のはバラ肉。なんてったって大根と煮るなら、豚バラが一番です。

お水と一緒にお鍋に入れて、粉末かつおだしと昆布もイン。

味付けに醤油、みりん、お砂糖で、強火にかけて沸騰してきたら弱火に落として、あとはコトコト。

大根がしっかり色づくまで20分ほど。いったん冷まして、味を染み込ませておきます。

🥗サラダにもしてみよう

続いて副菜の先陣を切るのは、こちら。

大根サラダです。みずみずしくて、パリパリした食感は、キャベツの千切りとはまた違う魅力があります。

まずは皮を剥いて千切りにします。

あとは水にさらしておくだけ。

その間に、ドレッシングをつくります。大根サラダのときは、お醤油を使った和風ドレッシングがお気に入り。

💧ドレッシングの材料
・醤油…大さじ1
・マヨネーズ…大さじ1
・フレンチマスタード…小さじ1
・オリーブオイル…小さじ1
・こしょう…ひとつまみ

よく混ぜたらできあがり。

フレンチマスタードはなくてもいいのですが、あると味に深みが出るのでおすすめです。

しっかり水気を切った大根を盛り付けて、上からドレッシングをたっぷりと。刻んだパセリをぱらぱら散らせば彩りもばっちりです。

🌿エコ小鉢ふた品

さて、ここからはエコレシピ。

🌿まずは葉っぱ

大根1本食べきりたいという、この熱い思いは葉っぱだって捨てません。

まずはきれいに洗って、さっと茹でます。

キッチンペーパーにとって、しっかり水気を切ったら、密閉できる袋を用意。

大根の葉と昆布、鷹の爪を入れて、お砂糖、みりん、そしてお酢をプラス。

しっかり空気を抜いて、口を閉じたら冷蔵庫へ。

漬け時間はお好みですが、今回は夕飯までの2時間ばかり。

お酢も入っているので、冷蔵庫に入れておけば、日持ちもします。細かく刻んで箸休めに4、5日は楽しめるんじゃないでしょうか。

🌿皮だって使います

そして最後はこれ。

皮ももちろん捨てません。

細く切ったら、塩を振って軽くもんで30分。

絞るといい感じに皮の弾力が残りつつ、しんなりします。そこに足すのは種を取って叩いたうめぼしとみりん。

全体をよく和えます。

皮を使っているので、パリパリした食感が楽しめて、たくあんを思い出す小鉢に仕上がりました。お好みでかつおぶしも一緒に合わせると、梅おかかのたくあんみたいになって、それもおいしいです。

🍚食卓は大根祭り

さあ、大根づくしの食卓が調いました。

🍚おしながき

  • 豚バラ大根

  • 大根サラダ、和風マヨ醤油ドレッシング

  • 大根の葉のお漬物

  • 大根の皮の梅あえ、たくあん風

豚バラ大根、とろとろの豚の脂の甘さに、だしと旨味を吸い込んで、お箸ですっと切れる熱々の大根がたまりません。彩りと食感のアクセントには、おねぎがおすすめ。からしを添えてもおいしいです。

副菜、小鉢たちもそれぞれ、いいアクセントになって、お箸が進みました。もちろん、ビールもね。この献立なら、日本酒でも焼酎でも絶対合うと思います。

🌿ところで大根は…

ところで、大根は1本食べ尽くせたのか。その答えはこちら。

頭と尻尾を使って4品つくって、真ん中がこれだけ残りました。全体でいうと1/3くらいでしょうか。

料理した分も、じつは全部2人前くらいできたので、まだまだ食べられます。

大根、ボリュームありますね。なかなかの食べごたえ、経済的な素材です。

🔪おまけのレシピ

次の日。せっかく残ってる大根、まだまだ食べてやろうと小鉢づくり。

大根おろしって爽やかでいいですよね。中でも好きな食べかたが、焼き魚に添えるのとなめたけおろしです。

もちろん、なめたけから手作りしましょう。えのき1袋分を1/3に切り分けて、ほぐします。

💧なめたけのたれ
・醤油…1/4カップ
・みりん…1/4カップ
・砂糖…大さじ1

たれの材料を沸騰させます。

そこにえのきをどどーん。

沸かしながら煮ていきます。

えのきが味を吸って、くったりしたら火から下ろして冷まします。

いい色に仕上がりました。白米が呼んでます。

ここで大根おろしの登場。大根をおろすときは、丸いままだと握りにくいので、4つに切り分けておろすのがおすすめ。

おろしたら、軽く絞ります。大根おろしの水気をどれくらい切るのかは好みですが、自分は軽く握る感じで絞って、すこし残しておくくらいがちょうどいいと思ってます。

なめたけの上に大根おろしを載せて、お酢を少々。この酸味がさっぱりとした感じを増幅させてくれて、濃い味のなめたけとよく合うんですよね。

なめたけだけだと、絶対白いごはんなんですけど、なめたけおろしにすると急にお酒のおつまみに見えてくる気がします。

さて、残った大根もあと少し。食べ尽くすところまではいきませんでしたが、堪能しまくった大根づくしでした。98円、ありがとう。ごちそうさま。

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