水切り豆腐で冷やしクリームうどん
梅雨も明けて、さあ夏本番。冷たいメニューも活躍する季節です。
■冷やしうどんをクリーム的に
今回つくってみるのは、以前に紹介したメニューのアレンジ。
こちらをベースに、こんな感じにしてみます。
ぱっと見、白くてなんだかよくわからないかもしれませんが、うどんです。もちろん冷製。上からかかっているスープがちょっと泡立ってるような感じ伝わるでしょうか。
味は和風。このメニュー、冷やしクリームうどんと名付けました。
🧅味の決め手は甘い玉ねぎ
まずは玉ねぎを準備。これを甘く煮ることで、和風クリームソースの味が決まります。
玉ねぎはうすくスライス。
お鍋に水と醤油、砂糖、粉末のお出汁を合わせて火にかけます。
玉ねぎがとろっとなって、水分が半分くらいまで煮詰まってきたら、油揚げ投入。
トッピングになるお揚げさんも、ここで味付けしちゃいます。
■クリームのポイント
玉ねぎの粗熱が取れたら、煮汁ごとミキサーにイン。
そしてここで、いつものあれが登場します。
水切り豆腐ですね。
スープのときは豆乳を使いましたが、今回はクリーム風に仕上げたいので、豆乳ではしゃばしゃばしすぎ。というわけで、水切り豆腐を活躍させます。
適当な大きさにちぎって、玉ねぎと煮汁もろともスイッチオン。
かなりいい感じにクリーム感が出ました。なめらかです。時間があれば、しっかりと冷蔵庫で冷やすのがおすすめです。
🍳卵はオシャレスタイル
続いてトッピング。お鍋に水を張ったら、すこしお酢をいれて火にかけます。
沸騰しはじめたら、お箸でぐるぐる。時計回りに渦まきをつくります。
そこに静かに卵を割り落として、ポーチドエッグにします。
お酢の力で固まるのと同時に、渦まきのおかげで、白みが散らばらずにきれいにまとまりました。
静かにキッチンペーパーにとって、しっかりと水気を切っておきます。
温かいうどんなら、うどんつゆを温めるときに、卵を煮て半熟にできますが、冷製ではそれは不可。でもうどんにからむ、とろりとした黄身の存在は不可欠。
そこでポーチドエッグにしてみました。思いがけずおしゃれな感じになりそうです。
緑の彩りはおねぎで。
小口切りにしておきます。
🍜うどんを茹でたら仕上げです
さあ、いよいようどんの出番。
すこしやわらかめに茹でます。
そして氷水でしっかり冷やせば、あとは盛り付け。
お皿に載せたうどんの上から、豆腐オニオンクリームをたっぷりとかけます。
ポーチドエッグにお揚げさん、ねぎ、おろししょうがでおめかし完了。
食べるときは、もちろん玉子を崩してからめながら。
🥢丼味レボリューション
豆乳ポタージュを思いついたときから、玉ねぎは丼の味付けをイメージしていたので、今回の水切り豆腐バージョンをつくるにあたっても、卵は絶対合うと思ってました。
今回ついに、その甘じょっぱい玉ねぎ煮が卵と合わさり、丼レボリューション的な進化を成し遂げることができました。
さて、ヒエヒエをいただきます。ずずっとすすれば、クリーミーな和風クリームがしっかりうどんにからんできます。
味付け的にはあっさりなのに、しっかり感じる食べごたえは、とろみのあるクリームのおかげ。お豆腐ベースで優しい味ですが、満足度の高い冷やしうどんです。
📝冷やしクリームうどんの材料
🧅分量(1皿分)
・うどん…1玉
・玉ねぎ…1/4個
・醤油…大さじ1
・砂糖…大さじ1
・粉末かつおだし…小袋1/2
・水…1カップ
・豆腐…1丁
・油揚げ…1枚
・卵…1個
・酢…大さじ1
・ねぎ…適量
・おろししょうが…適量