抜け出せないハイチェアで、食事環境の安定化を図る (育児メモ AdventCalendar 2020 15日目)
荒れる予感しかしない離乳食、食事に集中させたい
相方が子どもを抱っこし、自分が食べさせていた離乳食初期。成長するにつれ、いずれどこかに座らせて食べさせるようになるのだろうが、もう荒れる予感しかしない。twitterなどで予習するほどに「毎日、いや、毎食惨劇が繰り広げられかねない」という不安でいっぱいになる。
特にヤバイと予想されるのが、食事から抜け出してしまうこと。口も手も食べものでぐちゃぐちゃの状態、さらに脱走してあちこち汚しまくられ、食事にも飽きてしまって、それが1日に何度も…これはもう途方に暮れるばかりだろう。
最初に考えたのは、ローテーブルと乳幼児用の小さい椅子やバンボの組み合わせ、そしてそれをベビーサークルで囲んでおく。というもの。とりあえずベビーサークルがあれば、被害の範囲はある程度抑えられる。あとは二人がかりでなんとかガードする。
ハイチェアは「抜け出したり倒したりして危なそう、構造的にもうちょっと年齢が上がらないと難しいのでは」と漠然と考えていた。また、「どうせハイチェアにするなら、成長しても組み替えて流用できるタイプのがいいんじゃない?」という相方の意見にも概ね同意だった。
そんな中、乳幼児用の椅子とハイチェア、ネット通販で両方を検索してレビューを見ていると、ふとあるハイチェアのレビュー群に目がとまる。
・「これなら椅子の上に立たない!」
・「抜け出せません!」
・「本当に立ち上がるのも逃げ出すのも無理!」
・「この椅子なら子どもも嫌がらなくなった!」
正直、引くぐらい好レビューが続く、ベビービョルンのハイチェア。
「いや、こんな絶賛レビューばかりあるの、かえって怪しいのでは?」「レビュー最初のページだけなのでは?」と初めは疑ってかかった。ほら、「※ただし子どもによる」とか、「家庭によっては合わなかった」とか、よくあるじゃないですか。が、次ページ以降のレビューを読んでみても、「これがないと生活できない」「もっと早く買えばよかった」などひたすら好意的。
いや、ちょっと違うな。「なんとかしてこのハイチェアの良さ、いかに食事のストレスが解消されたかを伝えねば!」というレビューそれぞれの書きっぷりが凄い。裏を返せば、それだけ苦労した、苦心したということがとても伝わってくる。なるほど、それだけ乳幼児の食事はヤバイのだ…。
というわけで、相方の了承をとり導入してみた。無論我が家でも大活躍してくれている。食事のみならず、歯みがき練習にも有効だ。このハイチェアと鏡、東京ハイジの歯みがきソングメドレーの組み合わせで、毎日練習している。よく途中で飽きて不機嫌になるが、なにせ脱出できない。落ち着くまでそのままにしても、さほど被害はでないし、他にできることがないので(時間はかかるが)最終的には歯みがきしてくれる。
かくして、食事環境の安全性、安定性が一定の範囲で確保できたことで、「献立と調理」「食事の楽しさをいかに演出するか」「汚した箇所の後始末」に集中することができるようになった。でも安心してほしい。この3つだけでも十分疲弊する。
渾身の出来だった今日のスープ。散々苦労して説得して、結局数口しか食べてくれなかったな…いつものことだけど…