大学生が有機農業をやってみた!そしていろいろと考える
東海学院大学管理栄養学科の有機農業やってみよう!プロジェクトチームです。日頃、管理栄養士、臨床検査技師、栄養士を目指して学んでいます。ぎふ清流COOL CHOICE学生アンバサダーとして二酸化炭素削減に向け、様々な活動に取り組んでいる1年生~4年生の有志24名のプロジェクトです。
有機農業をやってみようプロジェクトに参加する前は、有機農業は、脱炭素社会の実現のために大切だということ以外には、有機農業で育てた農産物は「安全安心」「健康的」「有機野菜は価格が高い」というイメージを持っている程度でした。正直、有機農業や有機農産物については、あまりよく知りませんでした。
私達が有機農業をはじめて、一番驚いたのは、雑草と虫の多さです!
大学生が24名もいるのに、終わりなき雑草に人手不足を感じています。
有機農業って、こんなに大変だったんだ・・・
もう一つ私達がやっている畑:東海学院大学試験圃場(有機農業ではない圃場)と比べて、作業量がものすごく多い!
そして、虫の多さにもさらに驚き!今でも虫ってこんなにいたんだなぁ?
最近あまり見かけなくなったコオロギ、バッタ、クモ、イモムシ、ミミズなど何種類もの虫が畑から飛び出てきて!その度にびっくり!!有機農業の畑ってこんなに虫がいるんだ。。。
畑にいて有益な虫、これは作物を食べてしまう虫など、JAぎふ様に教えていただき、虫にもいろいろと役割があることを知りました。
虫とも共生する農業なんですね・・・
一緒に作業したメンバーからも
「除草剤も化学肥料もない時代の農業って、こんなに大変だったのかな?こんなに手間と時間をかけて育てた野菜なんだから、無駄にできないね。」
「少子高齢化の日本で、高齢化する農業者の方が、はたしてこんなに作業量の多い有機農業で食料生産をすることが可能なんだろうか?」
「有機野菜の価格が高いのは納得。こんなに作業が多いんだから・・・もっと高くてもいいかも・・・」
「有機農業は大変だけど、脱炭素社会の実現のためには必要不可欠だよね。」
「有機野菜などは健康的なイメージばかりが強いけど、脱炭素への貢献についてもっと宣伝する必要があるんじゃない?」
などさまざまな意見がでました。
人類がいままで地球環境を壊してしまった分、未来のために手間がかかっても有機農業という食料生産に変えていかなければいけないのだろうなぁ・・・
そして、私達消費者も未来のために、一人ひとりがエシカルな選択することが大切になってくるんだろうなぁ・・・と活動を通して強く思うようになりました。
まだまだ、有機農業をはじめたばかりで、学ぶことや驚くことばかりですが、これから有機農業で体験するいろいろなことを感じて、自然と共生や持続可能な食と農について、自分たちに何ができるのかを考え、有機農業で育てた野菜を販売しながら、多くの方にその思いを伝えていきたいと思います。
そして、これから有機農業での体験を通して学ぶさまざまな思いを、将来、食や健康に関わる管理栄養士や栄養教諭として子ども達にも伝えていきたいと思います。