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大学生×地域の輪 岐阜県で芋煮会?

100人で芋煮会をしてみた!

東海学院大学管理栄養学科の4年生です!
今日は、畑の活動で何度も一緒に活動をしている地域の高齢者の方や
東海学院大学試験圃場の活動をご支援いただいているJAぎふ様、岐阜県様、各務原市様、東海農政局様と私達の100人で芋煮会を開催しました!

芋煮は大人気!

芋煮会って?

私の出身地である山形県では、里芋が採れる時期になると、
川原で芋煮会が行われています。
岐阜県の大学に来て一番驚いたのは、秋になっても長良川や木曽川の川原で誰も芋煮会をしていない・・・川原で芋煮会の焚火の煙がない・・・
ちょっとカルチャーショックでした。東北では見慣れた風景なのに・・・
「芋煮会」しないの?と友人に行っても、「なにそれ?」という返事。
ちょっと寂しい秋冬を過ごしていました・・・

そうだ!畑で育った野菜で芋煮会をしよう!

もう少しで卒業なので、地域の高齢者の方と園芸福祉活動で一緒に植えた
野菜をみんなで収穫して、収穫した野菜を美味しく料理して、大学生活を過ごした第二の故郷!岐阜県各務原市の皆様や、畑でご指導いただいた皆様に感謝の気持ちを込めて味わってもらおうということになりました。
さて、この時期に収穫できる「各務原にんじん」「里芋」「白菜」を使って何を料理しよう?

地域の高齢者の方と各務原にんじんを収穫
フレイル予防に社会参加にもつながります!

郷土料理のコラボ!きんぎょ飯(岐阜県)&芋煮(山形県)

みんなでいろいろと相談し、
各務原にんじんを使って各務原市の郷土料理「きんぎょ飯」
白菜で各務原市の名物「各務原キムチ」
里芋で私の故郷、山形県の郷土料理「芋煮」を作ることにしました!

管理栄養士の日頃の学びを活かし、100人分の大量調理!

さて、芋煮会の当日です!収穫から試食まで1時間半!!
100名分の芋煮ときんぎょ飯が調理できるか?みんな黙々と働きます!
さすが4年生!あっという間に準備完了!

必死で大量の里芋をむいています・・・10kg
(試験圃場の隣のJAぎふ様の調理室をお借りしています!)

今回の芋煮には、食品ロスから堆肥を作り東海学院大学試験圃場で育てた
野菜を地元スーパーに出荷し、その売り上げで購入できた飛騨牛を入れることにしました。捨てるはずの野菜クズが飛騨牛になるなんて、嬉しい!
みんな大喜びです!
山形県村山地方の郷土料理の芋煮は、醤油ベースで牛肉、ネギ、蒟蒻、里芋がたっぷり入っていますが、今回は畑で収穫した規格外各務原にんじんも
たっぷり入れました!各務原キムチも大好評でした。

山形県村山地方の芋煮(各務原市アレンジ版各務原にんじん入り)
きんぎょ飯も大好評!お米10Kg!!

今回の活動に参加しての感想

「捨てるはずの野菜クズが堆肥になって、美味しい野菜が収穫でき、その野菜の売り上げが飛騨牛になり、そして芋煮会という地域の方との交流の場ができたと思うと、感激です。」
「もうすぐ卒業ですが、畑の活動を通して多くのことを学びました。規格外野菜の課題にどう取り組むかを考えた日々を思い出します。私も食の大切さを伝えられる管理栄養士として社会でがんばっていきます!」
「本当に多くの地域の方や皆様にご支援いただいて畑での活動を展開できたのだと感じました。お世話になった皆様と郷土料理を通じて良い交流ができたことがとても大きな記念です!来年は社会人ですが畑OBとして参加したいと思います!」

「食」と「農」の大切さを改めて考える

今回の活動を通して、食べること「食」は栄養や健康だけではなく
人と人をつなぐ大切な存在であることを痛感しました!
年齢も環境も違う方と「食」を通じて会話ができ、交流が生まれます!
そして「食」を支える「農」も決して「食」とは切り離せないということも
改めて考えさせられました!
農産物を単に食材として扱うのではなく、その育った環境や育ててくれた農家の方への感謝の思いを忘れないで、「食」「健康」に関わる管理栄養士・栄養教諭になりたいと思います!










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