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音色に魅せられて

音色=おんしょく

色を眺めるのが好き。
色鉛筆の赤からオレンジ、きいろ、黄緑という風に色が変化していくあの感じ。
青にも色んな青があって、藍色、蒼、群青色、、日本語の表現も美しい。

ピアノはいろんな色が出せるのよ。
と師匠がおっしゃった。
ヤマハのピアノは10色。スタンウェイは100色。

はて、先生は何をおっしゃっているのかと、
小学生の当時、先生の言葉の意味と音色を結びつけることはできなかった。
まったく意味がわからなかった。
(先生ごめんなさい笑)

しかし、その時思ったのが
私も音で色を出してみたい、出したい!だった。

それが私がピアノをずっと続けてる大きな理由、原動力と言っていいかもしれない。
今も沢山の色を出したいと目指し続けている。

まだまだ未熟とは知りつつも、昔の自分と比べると、成長したなあと感じる。
まだまだ頂上まで遠いいけど
小高い丘ぐらいまできたかな?笑

常に前を向いて、
できないことをできるようにして、っていう風に歩んできたから、少し立ち止まって後ろをみてみるとそれなりに足跡が残っているものなんだなと。ふと感慨深くなる。

小学生の頃の自分は
出す音すら聴けなかった
今では
雨上がりの晴れた空のような音
と、どんな音を出したいかと想いを込めて表現したいと思うようになった。

知識も増え自分の見える景色が広がったなあと感じる。
ここまで21年。続けててよかった。心の底から。
苦しくもがき悩みつつも、沢山の美しい曲、芸術作品に関われて幸せ。


最近、ピアノで落ち込むことが多くて、
ぷつんと糸が切れたように心が疲れていた。
こんなにメンタル弱かったっけと
多少自分に嫌気もさしていたけれど、
こうしてnoteに書いてみてすっきり。

あーよかった私ピアノ好きじゃん。

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