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部屋の写真を撮ってみた

先日、Googleフォトを使って、撮った写真や保存した画像などを振り返っていた時の話です。

一覧画像の中に、以前住んでいた部屋の中を、俯瞰で撮った写真がありました。

驚いたのが、室内のモノの多さ。
床は一応見えてはいるものの、本棚に入らない本が床に積まれ、CD棚に入らないCDが棚の横に積まれ、机の上には読みかけの本が積まれ……というありさま。
さすがに写真を載せるわけにはいかないぐらいのとっ散らかりっぷりでした。


で、同じ日に撮っているのがこれ。↓

ミニマリストすずひさんの著書『1日1捨』を購入したっぽい。
多分、さすがにどうにかしたいと思って良さげな本を買って、行動する前の室内の様子を記録として残しておこうと考えたんでしょうね。

ちなみに書名の通り「一日ひとつ不要なモノを捨てる」試みは、片付けられない人やまとまった時間を取るのが難しい人にも勧められるハードルの低さなのでお勧めいたします。
小さくも成功体験を積み重ねつつ、少しずつ身軽になっていく感覚、癖になりますよ。


話を戻します。
写ルンですっぽい加工写真が撮れるアプリを使っているおかげで、上記の『1日1捨』購入写真および室内写真を2019年の5月5日に撮っている旨、すぐ判明しました。

私はその年の8月に引っ越しをしています。
だからとっ散らかった室内写真は、もう二度と見れないし行けない、写真の中にしか無い光景でもあります。
見た瞬間、とっ散らかりっぷりに驚かされながらも、無性に懐かしくなったのも確かでした。

「写真の中にしか無い」と書いた事に対して、反論を抱かれる方もいらっしゃるかもしれません。
ちゃんと思い出せる、覚えているなら「写真の中にしか無い」と表現するのは乱暴だと。

でも、そうじゃないんです。
その部屋に住んでいた事実、間取りや家具、時間帯によって変わる室内の光や影、並んでいたもの、などなど。
思い出として覚えていられる事には限界がある。

実際に写真で眺めるまで、ここまでとっ散らかっていたなんて思いもしなかったし。
溢れすぎて床に積まれた本の山、一番上にあるのが村上春樹さんの『1Q84』文庫版5巻だとか、写真で見なければ一生思い出す事も無かったでしょうし。


前の部屋は備え付けのブラインドがありました。
おかげで太陽が低い位置を通る冬場、室内に描かれる影にしょっちゅう惚れ惚れしたものです。

この、取っ手がキツネの尻尾になっている赤いマグカップ。
スタバで買って愛用していたのに、うっかり割ってしまって今はもう手元にありません。

懐かしく振り返る時ならではの、哀愁混じりの喜びってあるものです。
未来の自分へのギフトのような気持ちで、振り返る一助になる日常空間を、写真で残してみるのはいかがでしょうか。


今の部屋の本棚(のごく一部)

お読みいただき、ありがとうございました。
#66日ライラン53日目


※過去の写真を振り返っていた理由はこちら。


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薫
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