昭和な町中華
還暦に手が届く歳になって筋トレにハマった、還暦トレーニーの自分は、町中華が大好きだ。本格的、というわけではないのだが、香ばしく油が焼ける匂いと中華鍋が振られる音を聞くと、ココロが躍るのだ。というコトで、今日のnoteには最近行った町中華について書いてみたい。
その日は仕事が遅くまで続き、オフィスを出たのは午後8時を過ぎていた。その日はスケジュールが満載で、ランチに出る見通しが無かったため、白米・ブロッコリ・ゆで卵・自家製サラダチキンの弁当を持参、朝の8時にはオフィスで仕事が始めていたので、12時間以上オフィスに缶詰だったのだ。
オフィスから自宅までは、1時間チョットかかる。自宅近くの駅前や、帰宅してからの晩御飯では空腹時間が空き過ぎる。というコトで、オフィス近くでパッと食事しよう、というコンテキストなのだ。
その店の前を何度も通過しているので、存在は知っていた。ただ、その暖簾をくぐるのは今回が初めてだ。L字型の8席のカウンターとテーブル席が3つ。こじんまりとしたその店は、ご夫婦と思われる2名で営まれているようだ。男性が厨房で鍋を振るい、女性が接客をしている。遅めの時間ではあったが、席は半分弱、埋まっている。空いているカウンター席に滑り込み、まずはビールをオーダー。生ビールは無く、キリンラガーの中瓶の一択だ。
メニューを眺めると、デミグラスハンバーグと目玉焼きの定食が一番人気らしい。メンチカツなど、およそ町中華らしくない定食のメニューが並び、メニューの下にやっとレバー炒め(生姜焼き)の文字列を発見。レバニラではなく、レバー炒め!興味本位もあり、それを注文し、出来上がるまでビールを楽しんでいく。
白米・豚汁・タクアンと共に、中央に鎮座するレバー生姜焼きの美しさ。とろみのついた生姜タレは甘辛く、ビールに合うし、ご飯が進むヤンチャな味わいだ。まさに町中華! というコトで、思いがけずお気に入りのお店を見つけてしまった還暦トレーニーなのだ。
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