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スコおじのスコーン記録⑨「ヨーグルト主体のスコーン(但し、参考外)」

◎作成日・レシピ

作成日:2024/4/10(水曜)25:15
レシピ:薄力粉120g/強力粉80g/BP10g
    牛乳43g/全卵17g/*ヨーグルト60g
    無塩バター50g/きび砂糖20g
    グラニュー糖5g/塩2g

    余熱200℃→200℃ 14分(下段)
    →180℃ 7分(上段)


◎感想・考察

冷蔵庫に大量のヨーグルトが
余っていたのを発見し
スコーンを作ろうと思ったのだが、
いつもはせいぜい20g程度しか入れない
ヨーグルトをふんだんに使ったら
どう変化するのか?
この疑問に答えるべく
水分量の半分をヨーグルトにする
ヨーグルト主体型レシピに挑戦。

とは言え、それ以外は
特段いつもと変わらず。
生地の寝かせも
一晩まで行かなかったものの
3時間は置いておいたので
エッジも綺麗に出ている。

焼成が終わり
焼き上がったスコーンを見ると、
いつもより若干ではあるが
膨らみが抑え目な感じ。
そして食べてみると・・・

んー・・・

サクサクした食感は
火がよく通っている
表面の部分だけで、
中の方はどっしり+しっとり。
ねっちり感は無いものの
スコーン特有の口どけの良さも無く、
アメリカンスコーン寄りな印象。

悪くはないんだけど
いつも食べているスコーンと
比較すると、どうにも
パッとしない印象が拭えない。
いや、でもこんなに微妙なものだろうか。

そこで、ふと気づいてしまった。
今回使ったヨーグルト、実は




フジッコのカスピ海ヨーグルト
あのネバネバしてるやつ。

ざっとGoogleで調べた感じだと、
カスピ海ヨーグルトに含まれる
このネバネバ成分が
クレモリス菌FC株がつくる
EPS(粘性多糖体)というもの。

で、これが
増粘剤のような存在と推察すると
増粘剤はグルテンの代わりに
パンを膨らませる役割を持つ
添加物なので、スコーン特有の
さっくりした食感と口どけの良さを
作る上では非常に邪魔な存在と言える。

スコーンのレシピを見ると
ほぼ確実に言われるのが
“生地を混ぜすぎないこと”
これはつまりグルテンの生成を
抑制したいからに他ならないのに、
カスピ海ヨーグルトを入れた時点で
もうグルテンを入れたようなもの(多分)

いや、これはこれで
好きという人もいると思うし、
普通のヨーグルトでやれば
もう少しサクサクなスコーンも
作れるとは思うけれど、
ちょっと私のスコーンでは
ヨーグルトは入れても20g程度で
充分かなという結論に達した。

精進します。

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