組織開発って実は、組織メリットvs組織デメリットの話なのでは
こんにちは。
ourly株式会社(アワリー)の組織開発(Organization Development)チームの戸上です。早いものでourlyアドベントカレンダー2023も第17弾だそうで。今月2度目の担当です。
私はと言えば、前回はourly株式会社が「カスタマーサクセス」と言う職種を廃したことを書きました。
熱いメッセージが届いたからなのか、ただサムネの犬が可愛かったからなのか、分析はまだできていないのですが、想定よりも反響があったので悪い記事ではないはず。
ぜひ気になった方はその時の記事もぜひご覧ください。↓
さて、今回の記事はこんな方をターゲットに書いてみました。
つい先日「カスタマーサクセス」チームが『組織開発』チームになったことで、私自身改めて、組織開発について考えを整理しているところなのですが、奥が深いというか迷路というか「深淵」だなぁと思いました。
今回、星の数ほど出ている論文やフレームワーク、言説などの一部を使って説明してみようとも考えたのですが、考えれば考えるほど分かったようなことを言えるほど簡単な相手ではないぞと思ったわけです。
・・・という背景から、今回はこの難しいテーマを難しく説明することは諦めました。
ですので今回は、その中で見えてきた”結局、組織開発って何と戦っているのか”ということについて、できるだけシンプルに紹介しようという内容です。
では、早速!よろしくお願いします。
組織ってやつは、なぜ存在するんだっけ?
当たり前のことを言うようですが、「会社や組織というのは、組織である必要があるから組織となっている」はずですよね。
つまり、個人ではできないこと(分担による効率化や、得意領域を複数持てることなど)があるからこそ、組織としてそれを解決しようとしているはずです。
パワーが10の人を10人集めて、100の敵を倒す。
パワーが10の人5人の相乗効果で一人当たり15のパワーを出してもらい、50のことをクリアして余剰の25で他の敵を倒しにいく。
のようなイメージでしょうか。
実際には思う通りにはうまくいかない
ただ、そこでは色々な問題が起こります。
組織も、個人も、スーパー営業も、経営者ですら完璧ではない。というのが普段感じていることなのですが、よく見る・聞くこう言った類の問題の原因はなんだろう?と考えると、一番の原因は"組織であること"自体と言えるのではないでしょうか。
言い換えると、「他者が絡む理想的なコミュニケーションを設計・実行するって実はめちゃめちゃ難しいよね」ということが、多くのビジネスパーソンにとって最大の障害つまりラスボスと考えています。
だからこそ、理想状態を目指して集団でコトにあたろうとしている組織としては、このコミュニケーション部分に関して、大きな要因となっている箇所、致命的な箇所から順に潰していきたいわけです。
一度これまでの話を整理すると、以下のようになります。
組織のメリットは、個人ではできないことを力を合わせて達成できること
組織のデメリットは、それがものすごーく難しいこと。これがラスボス。
組織開発という動きは、コミュニケーションにおけるロスを限りなく減らして、全員の力を理想通りに集約・発揮させること
ラスボスの攻略方法〜たしかに手段は数多あるが、、
・従業員満足度調査、エンゲージメントサーベイ
・1on1ミーティング
・オープンドアポリシー
・タウンホールミーティング
・クロスファンクショナルチーム
・透明性の確保
・社内メンタリングプログラム
など、これをやるといいよという手段の話は世の中に溢れていますが、単体では必殺の武器にはなり得ません。それどころか、それぞれ全体を巻き込み行う場合には工数を奪うだけでなく混乱を招いてしまうこともあります。
ですので、大事なのはWHATではなくHOW。
そしてそのHOWは「この解法でやれば絶対成功!」というWHAT寄りの進め方ではなく、最低限抑えるべきポイントを間違いなく抑えながら振り返り・改善を繰り返していくことなのだと考えています。
「抑えるべきポイント」について最後に少しだけ
組織開発の中でも特に重要なポイントと考えていることを簡単に紹介します。
読んでいただいている皆様の組織において、これはできてるな・これは確かにうち弱いかもなと振り返ってみてください。
今、手を入れるべきはそこ!かもしれません。
「その環境において、望ましいとされる考え方・体現の仕方・あり方(貴社または貴社内の特定組織内におけるプロフェッショナルの定義にも近しい)」を、定義・表明し、皆のベクトルを合わせにいく動き
それを鼓舞し合える環境作りのための動き
その育成の仕組み
上記3つの重要性が必要なメンバー内で統一され、浸透し、メンバーによって自発的に体現されていること
そのことが、社内で何らかの手段で共有されていること
それぞれの詳細を語ると平気で文字数倍以上になりそうですので、詳細については、別で運営しているourly Mag.(アワリーマガジン)の組織開発コラムなどで近くまとめていこうと思います。
もしご興味持たれたらこちらも要チェックです😁
ここまで読んでいただきありがとうございました!!
ぜひourlyに興味を持たれた方がいらっしゃれば、いつでもお気軽に話を聞きにきてください。
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