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シュガー・ラッシュ:オンライン
新年一発目の記事となります(昔はお前のようなnoterだったが、寒さと怠惰に負けてしまってな…)。
本年も宜しくおねがい致します。
よく来たな。
新年早々に家族から解放される日を与えられたので、前からずっと楽しみにしていた「シュガー・ラッシュ:オンライン」を見に行ってきたという寸法だ。
俺たちは雰囲気でインターネットをやっている
前作「シュガー・ラッシュ」を見た事のあるヤツなら知っていると思うが、ビデオゲームっていうものはゲームの筐体の中でキャラクターたちがプレイヤーの操作に合わせて動く、という仕事をしている。
当然仕事が終われば電源タップを介して他のゲームのキャラと会話したり飲みに行ったりしている訳だ。
これはおそらくお前の家のゲーム機でも起こっている事だから暇が有れば観察してみるといい。電源タップに耳を傾けてみろ。
さて、今回の副題「オンライン」だ。
「オンライン…それってソードがアートなオンラインとか、ファイナルなファンタジーがオンラインとかいうあのオンラインじゃない?」
お前はそう思うはずだ。それは大体合っている。
俺は「シュガー・ラッシュ:オンライン」を見て実際インターネットのしくみについてくわしくなったので、無知なお前にインターネットとは、「シュガー・ラッシュ:オンライン」の素晴らしさとは、という事を語ってやろうと思う。
要はWifiってハイテックが傍に有れば(おそらく有線・無線LANってヤツでも大丈夫だ)、お前は電子世界のアバターとしてインターネット世界の各種サービス(GoogleやPayPayとかZOZO前澤とかいうヤツだ)に出向いて検索したり、呟いたり、買い物したり、ゲームをプレイしたり、100万円を貰う…そういう事が出来る。
それがインターネットだ。
じゃあインターネットとは何か?というと「ネットは広大だわ」の言葉の通り、無限の地平に広がる日々アップデートされる不夜城的万能世界がインターネットだ。そこは常に人が居て、常にサービスを享受出来て、ゲームは定期的にアップデートされる世界だ。
俺は映画館で見てきたので知っているがアレは構造的にいうとまさにFFⅦのミッドガルド的多層都市といえるだろう(下層はスラムそのものだ)。
そこにゲーム「シュガー・ラッシュ」の存亡をかけてラルフとヴァネロペがやってくるという訳だ。
あらすじ
前作「シュガー・ラッシュ」以降、ラルフとヴァネロペは変わらず仲良くやっていた。
だがラルフは「このまま変わらない日々が続けば良い」と思い、ヴァネロペは「繰り返す日々はどこか退屈」と感じていた。
ある日ラルフは変化を求めるヴァネロペの為にゲーム:シュガー・ラッシュの世界に新しいコースを作るが、この事が元でシュガー・ラッシュの筐体のハンドルが壊れてしまう。このままではシュガー・ラッシュのゲームが撤去される!
インターネットオークションに一品だけ出品されているシュガー・ラッシュのハンドルを手に入れればゲームは助かるのだが…。
折しもゲームセンターにWifiが導入された為、ふたりはインターネットの世界へと向かう。そこは広大な世界だった。
なんとかシュガー・ラッシュのハンドルを落札したが、ゲームのキャラクターであるふたりには金の持ち合わせが無い!…のでふたりはオンラインゲーム“スローターレース”のアイテム転売の仕事を引き受ける。
このゲームとの出会いが切っ掛けでラルフはネット動画“バズチューブ”でお金を稼ぐ事と共にインターネットの闇に触れ、ヴァネロペは“スローターレース”への憧れを募らせていくのだった。
こんな人におススメ
・前作「シュガー・ラッシュ」が好きな人。
・「レディ・プレイヤー1」が好きな人。
・小ネタやセルフパロディなどを探すのが好きな人。
・友情もユウジョウも好きな人。
・予告編動画が何故本編では使われていないのかが気になる人。
こんな人は見ない方がいい
・インターネットの闇に染まり過ぎし者。
感想
まあ、展開は誰だって分かると思うんです。
“ラルフがやり過ぎる”。良く言えばスゴく王道、悪く言えば展開が読める。
(なのでCMでも流れてるような二人の友情については余り語りません。誰しも“仲の良い友達であっても夢は違う、違って良い”という事だ)
が、まあ読めない展開を求めてこの映画を観ている訳では無いので、前作では様々なゲームキャラの登場にワオワオしたように、今作では様々なゲームに留まらずインターネットコンテンツやディズニーアニメ、映画の登場をお祭り的に楽しむ感じでした。レディ・プレイヤー1で自分の知っているコンテンツが映って居ないかを探す楽しみに似てるね!(細部はBDを買ってから家で楽しもう)
プリンセスである事…夢、憧れへの描写、ミュージカルはセルフパロディ、パロディの極みでした。うん、笑わずに居られなかった!(壊れた高速道路上、車のボンネットで踊るシーンはどう見ても「〇・〇・〇〇ド」だし)
今までのディズニープリンセスと比較して思ったのは
今の生活・自分とは違う世界・自分を見つけたい、見たい!
↓
悪い奴に騙されて間違った行動をしてしまう
↓
その修復、そしてハッピーエンド!
の流れがラルフとヴァネロペそれぞれに担当されている感じがした事。
(ヴァネロペは間違った事はしていないし、ラルフが間違った行動担当)
そういう意味ではラルフにも(僅かながら)プリンセス的資格が有る、と言えるのかな?と感じました。
たまたま近所の上映館の朝一が吹替え版だったのですが、山寺宏一&諸星すみれの吹替えが大好きなのでむしろ吹替えウェルカムでした。
で、ディズニーの吹替版と言えば悪名高い日本語に訳された劇中文字ですが、スローターレースに関しては、なんか洋ゲーやアプリの日本語訳版的チープさそのまんまだったので逆に違和感無かったですね。
あーこういう感じの表記のゲームあるある、って感じで。
鉄板で面白い映画です。
思えば様々なゲームコンテンツてんこ盛りのスマブラや、プリキュア勢ぞろいのオールスターズなんかに慣れ親しんだうちの子供にはもしかしたらこういうてんこ盛りコンテンツって存在自体当たり前なのかもしれないな、とか思いました。