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経済統計のよもやま話(GDP)

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GDP統計に関連したエッセイを集めています。
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記事一覧

2024暦年は4年ぶりのマイナス成長か

 昨日(11/15)の2024年7~9月期のGDP速報公表を受けて、次の四半期(10~12月期)の民間調査…

前年同期比で見れば3四半期ぶりのプラス成長~2024年7-9月期のGDP1次速報

 本日(15日)、内閣府は2024年7~9月期の国内総生産(GDP)速報値を公表しました。日経電…

2024年7~9月期の実質GDPの前年同期比成長率、マイナス回避できるか?~鉱工業生産か…

 本務等でバタバタしていてフォローアップ遅れましたが、10月31日に9月分の鉱工業生産指数の…

2024年7~9月期の実質GDPはマイナス成長か~7、8月の鉱工業生産から考える

 本日(9/30)、2024年8月の鉱工業生産指数の速報値が公表されました。日経電子版で報じられ…

前年同期比で見れば2四半期連続のマイナス成長~2024年4-6月期のGDP1次速報

 本日(15日)、内閣府は2024年4~6月期の国内総生産(GDP)速報値を公表しましあ。日経電子…

異例のGDP2次速報の改定~公共投資の速報推計にも課題

 本日(7/1)、内閣府が2024年1~3月期のGDP2次速報の改定値を公表しました。GDP速報は1…

消費が14ヵ月ぶりプラスって本当?

 総務省統計局が本日(7日)に発表した「家計調査」において、世帯人員2人以上の世帯の実質消費支出が前年同月に比べて14ヵ月ぶりに増加したことが注目を集めています。日経新聞夕刊は、3連休で外食が伸びたことなどが要因だと報じています。記事につけられたグラフをみると、今年に入ってから前年同月比のマイナス幅が縮小してきた姿が確認できます。  一方、GDP統計における実質個人消費(実質民間最終消費支出)の前年同期比の伸びは、2023年7~9月期にマイナスに転じて以来、マイナス幅が拡大し

前年同期比で見れば2021年1-3月期以来のマイナス成長~2024年1-3月期のGDP1次速…

本日(16日)、内閣府は2024年1~3月期の国内総生産(GDP)速報値を公表しました。日経電子…

前年同期比で見れば3四半期連続減速で変化なし~2023年10~12月期のGDP改定値

本日(11日)、内閣府は2023年10~12月期の国内総生産(GDP)改定値を公表しました。日経電子…

「名目GDP600兆円目標」を考える

 日経朝刊の連載記事「物価を考える」。今日が最終回でしたね。昨日に続き、また、ツッコミた…

前年同期比で見れば3四半期連続の成長率縮小~2023年10~12月期GDP1次速報

本日(15日)、内閣府は2023年10~12月期の国内総生産(GDP)速報値を公表しました。日経電子…

【お知らせ】論考「GDP成長率の改定の大きさと経済政策の検証の在り方」を書かせてい…

今月初めの日経QUICKニュース社の穂坂デスクの記事にもあるように、GDPは最初に公表された速報…

民間需要は10四半期ぶりの前年同期比減少~2023年7~9月期のGDP1次速報

本日(15日)、内閣府は7~9月期の国内総生産(GDP)速報値を公表しました。本日の日経夕刊…

実質GDP成長率の下方改定、前年比で見てみると…~2023年4-6月期(2次速報)

昨日(8日)、内閣府が2023年4~6月期の国内総生産(GDP)改定値を発表しました。昨日の日経夕刊は、季節調整済み前期比の変化を示しています。ただし、この変化には、GDPを推計するための基礎統計の改定、季節性を取り除く作業(季節調整)のやり直しなど複数の要因が含まれています。これまで同様、前年同期比の動きに注目してみましょう。 前年同期比で見ても、はっきりとした下方修正  下記のnoteで書かせていただいたように、先月公表された速報値の段階では、4~6月期の実質GDPの