ダテマキの冒険
今更孤独ぶるな、とその人は言った。
「あのコミュニティの多勢には持ち得ない可能性を、
誰より君自身が全身で感じていたろう」
そうなのだろうか?
「そう、だから “君だけが” 此処に呼ばれた。
何のためか。刻は午後三時。わかるはずだ」
唯一人。選ばれた。危うい喜び。
同志の声は既に潰え、
裏切りかという自問さえ、
満足の中に蕩けていった。
—出典:『ダテマキの冒険』
昔から好きなんです、
伊達巻 withコーヒーの組み合わせ。
コーヒーを淹れながら窓辺を振り返ると、
ステージ(皿)にピンで立つ者が宿す、
ある種厳かな佇まいがありました。
かつておせちというコミュニティにいた。
けれど溢れ出てしまった。
伊達巻。孤独なアイドル…🥹
※出典書物は架空です
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