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「ミニシアターの六人」

「まち」「ひと」「ライフ」と読んで
気付けば小野寺さんの本が増えていた

「まち」の前に読んでいた「みつばの郵便屋さん」シリーズも
小野寺さんの作品だと知ったのは「ひと」を読んだ後だったかな

そんなわけで、
映画の話かなと手に取って
作者さんを確認して即決めた一冊だった

六人それぞれの章に分かれていて
間にもう一人の物語も書かれている

話の中心になる映画と監督について
それぞれの視点で書かれていて
映画は6つの章に六人の物語と交差しながら進んでいく

一冊の中に映画の全容も入ってるのは初めて読んだ

あれ?今、どっちの(観客か映画の登場人物か)人生を読んでる?
と、ちょっと混乱しつつ…

なんで六人みんながひとりで観にきてるのかも含めて
それぞれの背景の話も面白かった

独身時代は私もひとりで映画を観るのが好きだった
六人は決してひとりで観るのが好きな人たちばかりではないけど
久しぶりに映画館に行きたくなった

券売り場なんかも懐かしい
古い映画館はすっかりなくなって大型シアターばかりになったけど
ビルの中にあった映画館、好きだったな

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