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【難病のこと】体調がいいなんて思っていたけど

いい状態ばかりは続かない、なんでもそう。
ここ1、2週間ほどは体調がイマイチです。
先週土曜日、久々の寝込む事態に見舞われました。

先週土曜日、自分は仕事で、いつも通りに仕事をやりこなして過ごしていました。
次の日は同僚と共に作った有志の勉強会をする日で、資料も作り終えていました。
それまでに色々やることがあって、有志の勉強会の資料作りをしたり、職場の委員会の仕事をしたり、グループ会社の方の委員会の仕事をしたり、看護の方のことを考えたり…でもそんなことはいつも通り。
いつも通りに過ごしての土曜日。久々に体がいうこと聞かずにフリーズへ。

それは突如やってくるのです。

土曜の夕方、仕事も終わりに近づいて、記録をするために医務室に戻りました。
なんとなく目が変な感じがしていたけれど、疲れかななんて思っていて。
戻ってパソコンに向かったとき、目が揺れる感じがして画面が見えづらい状態に。
視点が合わないというか、ブレるというか、ピントが全然追いつかずに時間差でくるような感じになっていると気づきました。
なんだこれ?
正直あまりなったことがない状態で、疲れ目かなんて思っていたけれど
少し歩こうとすると平衡感覚が変な感じになっていることに気がつきました。
なんだか平な場所に見えないというか、平な場所が歪んでいるというか。

見え方が変なだけで、浮いているような気持ちの悪い感覚のまま仕事を終え、次の予定が控えていたため帰ろうと荷物を持って車に行きました。
明らかにおかしい。
一気に頭痛というか、頭から首、肩にかけて締め付けられるような張ったような感じになり、少し動くと視野がブレるような動くような感じで吐き気がくる感じへ。
予定があるからと意地で車を動かしたけれど、待ち合わせの場所で状態の悪さを痛感。
ひとまず頭が痛いから、市販のイブプロフェンを飲みました。
(私は片頭痛もちで、イブプロフェンが一番頭痛に効くので。鎮痛薬は多く飲んでいますが、麻酔科医より突発的な痛みに対してイブプロフェンを飲むことは許可をもらっていました。)
でも明らかこれはダメなやつだと悟りました。

そんなことしたことなどないのに、泣く泣く約束をその場でキャンセルして、そのままなんとか車を走らせ家に帰りました。
予定があると思っていた母は、まんまるの目でびっくりした表情を浮かべて「どうしたの」と言いながらこっちをみていました。
具合が悪いので帰ってきた、このまま寝ます、ご飯食べれません、風呂入りませんので朝入りますと告げて、とにかく自分の部屋に戻ってなんとかパジャマに着替えてベットにダイブ。
鏡で見た自分の顔色は久々の顔面蒼白、唇紫白い。
19時ごろに寝るだなんて、久々すぎてどうしようなんて思いながら、いやいや明日は有志の勉強会に意地でも行かなくてはと思って頭の中はぐるぐる、でも目もぐらぐら。
横になって思ったのが、片頭痛なら死にそうなくらい脈打つ頭の痛さと込み上げる吐き気にどうにもならないのですが、今回は横になって目が動かなければ吐き気は落ち着くことに気がつきました。
頭痛ではないのかもしれない、めまいなのか?なんて頭の中で冷静になり、何気にベッドの中で携帯電話をいじってみても大丈夫な自分がいました。
そこが片頭痛やぐるぐるのめまいと違うところでしょうか。
とにかく横になりながら、今回のこれはまた新しい体験だななんて、冷静になって考えてみたり。
片頭痛であれば、どうしようもなく音もダメ、匂いもダメ、動けば込み上げる吐き気を止められず嘔吐、かち割れそうな頭痛に泣きながら耐えるみたいな感じで過ごすことが多かったけれど、どうもそれは違う。
そして脳貧血(迷走神経反射、自律神経失調)だとすれば、目がチカチカする感じと過呼吸のような状態になるはずだけれど、それもどうも違う。
ではもしかすると低血糖?…でも記録を書こうとしていた時におやつを食べていたんだよな。お茶も飲んで水分もとっていたから脱水でもない。
そういえば、考えてみれば今回この状態になる前に耳鳴りが多かったように思うけど、耳鳴りも私にとって良くなる現象。
この状態はきっとめまいに近いものだと思うけれど、私がしてきた経験の中では新しいもののような気がしなくもない。

…なんて冷静に考えては、結局よくわからないけれどひとまず寝ようと頭では考えていました。
きっとエーラス・ダンロス症候群の自律神経による影響だな、いつものやつだろうななんて考えて、しょうがないやこの病気と付き合っていくしかないなんて考えながら、お風呂にも入らずただただ行き倒れたわけだからか、なんだか頭皮とかが痒い気がするななんて思いつつ、少し眠りにつきました。

21時すぎて目が覚めて、ふと思いました。
お腹すいたし、薬飲んでない…と。
頭を動かしてみると、なにやら吐き気は大丈夫そう。
なので上体を起こしておやつを持って母の元へ。
母が3時間ほどで起き出した私をみて驚いて、大丈夫なの?なんて言っていたけれど、どうしたことか吐き気は治り動けるようになっていました。
おやつをボリボリ食べて、母がさらにびっくりしながら、焼きおにぎりとか持ってこようかなんて言ってくれましたが、それ以上に食べる元気はなく、やんわり断り寝る前のカロナール、プレガバリン、トラマールを飲み就寝しました。

朝、頭は重痛いけれど8割復活。
そのまま不快だったのでとにかくお風呂へ。
そしてお風呂上がりに気づきました。入浴後の皮膚をみると、蕁麻疹後のように全体的に赤みを帯びている様子が…
ふと、もしかして昨日の状態はアレルギーもあったか?と思い、朝に蕁麻疹に対しての抗アレルギー薬を服用しました。
*私は以前に疼痛に対して漢方薬を服用していた経緯があり、数ヶ月服用していたところアレルギー症状を引き起こし、全身の蕁麻疹に見舞われたことがありました。あれはおそらくバターが起因だったと思われます。

その後、アレルギーの薬が功を奏したのか、頭痛も軽減し食欲も戻りました。
その日の昼頃には復活しましたが、久々の体のトラブルにメンタルがダメージを受けた感じがします。
トラマールを服用したことで痛みがだいぶ楽にはなっていましたが、以前も話した通り、根本の治療には全くなっておらずあくまで痛みの対処に過ぎません。
痛みがないというだけで、事態は変わっておらず。無理をすれば代償が来ます。
今回は生理周期というものも被り、調子が崩れたのも大きな要因ではあるのですが、もう一つがやはり痛みがないことを機に、自分が自覚しないところで無理をして動いたり気を張ったりしていたこともあったのかもしれません。
だって、痛くなければやっぱり囚われるものがなくなるから、動けるのならば動きたいと思うのが人間の心理です。
だからこそ、もしかすると自分が自覚しないだけで動いてしまっていたかもしれません。
わかっているのです。代償が来ることは。
動き過ぎれば次の日に関節が重苦しく痛くなり、夕方になると脱力状態になることもあったり、冷えて指先がとんでもない色になり痛くなってしまうことも日常的なことだから。
やっぱり体は正直だよなと思いながら、それでもやっぱり体が動くようになると解放された気持ちになって動いてしまうものなのです。

1年に1回は、無理が基で具合を悪くしたり突然代償が来るようになってしまいました。
自律神経の兼ね合いで朝起きれずにお墓掃除にやむをえず行けなかったり、蕁麻疹を突然発症してみたり、今年のような状態に突如陥ってみたり…
わからないけれど、毎年どこかでそんなことがあったりします。

また一つ、来年の信州大学受診時の話の内容が増えたなと思いながら、あっという間に年末が近づいてきました。
実はイマイチ体調が戻らずで過ごしていますが、明日が一応今年の仕事納め。
世の中は長めの連休とのこと。私も珍しく少し休みがある年末年始です。
今年は地震からのスタートの1年だったので、慌ただしいスタートを切りましたが(それはまた振り返りでおいおい)終わりはせめて有終の美を飾りたいものです。

本調子でない(というかいつが本調子か、持病を抱えていると良くわかりませんが)ままではありますが、ひとまず無理をせずに年末年始を迎えられるようにと思っているところです。


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