放射線治療【私の闘病経験⑨】
前回までの記事をまだお読みでない方がいらっしゃいましたら、こちらからお読みいただけると嬉しいです!
放射線治療
さて、移殖も決まったので、あとは治療するのみです!
前々回?も書きましたが、移殖をするには前処置が必要です。
抗がん剤を入れて、さらに僕の場合は全身放射線を照射します。
体中の腫瘍細胞を極力なくし、また、ドナー細胞の拒絶を予防するために免疫細胞を抑制するためです。
(ちなみに、放射線は腫瘍細胞以外の正常な細胞にも影響があるため、例えば、子どもが産めない体になる確率が高まるのですが、そのあたりはまた今後書きます!)
今回はその放射線の話です。
想像以上
放射線は僕の場合、3日間で計6回、1回30分の全身放射線でした。
放射線を受けている間はなるべく体を動かさないように、まず全身を固定する型を作ります。息ができるように、網掛けの型です。
実際にやるときは、その型で固定されていわゆるMRIみたいな穴の中に入れられて30分耐えることになります。
これがまたつらい、そして怖い。
動けないし、中では何かが大きな音を立てて回っているし、放射線されると体の中から変な匂いがするし。。
そして何よりも一気に吐き気や腹痛、顔痛に襲われます。
自分は1回目の放射線後に盛大に嘔吐し、そこから一気に衰弱してしまいました。(写真は1回目の放射線後、嘔吐する前の元気な時です。笑)
ここから先しばらくは、正直に言うと、ほとんど覚えていません。キツすぎる記憶は飛んでいってしまったようです。
覚えているのは、ここでも脳炎になりかけてホスカビル(絶食状態になるやつ)を投入したこと、移殖は腕から輸血みたいに入れるだけだったこと、ぐらいです。
そして移殖から2ヵ月、僕は無事に退院することができました。
これで一旦終わりだーと思っていたら、さも当然かのように副作用による下痢が酷くなり、再入院になりました。
(もともと移殖後は、ほとんどが再入院していると事前に聞いていました。)
ここからまた副作用と闘う3ヵ月が始まります。。。
また順次アップしていきます!
こういった感じで自分の当時の闘病経験を順次アップしていきます。
どんなタイミングでも、どんな方法でもいいので、質問やコメントいただけると嬉しいです!
そんな私が、今、仲間と共に実現したいと思っていること
私は現在、協力してくれる仲間と共に、闘病経験者が自らの経験を生かし、現在闘病されている人に共感し、応援できるようなつながりを創っていきたいと考えています。
そして私自身も、現在白血病と闘われている方の不安や孤独感を和らげられるよう、力になりたいと思っています。
毎回の記事で話させていただきますが、
こんなことが知りたいという方、白血病で悩みを抱えている方、そんな人のために力になりたいと思っている方
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