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全員で戦う【8/13 対ジャイアンツ戦◯】
「チーム一丸で」
「全員で」
選手のヒーローインタビューでよく聞くセリフだ。ありきたりな言い回しに聞こえるかもしれないけれど、プロ野球の試合はベンチにいる選手やコーチ、スタッフたちの力を集結させて戦っていることに改めて気づけるから、僕はけっこう気に入っている。
7回の表。スタメン起用された渡邉諒に満塁で打席が回ってきた。四球の後の初球。逃さなかった。
渡邉の打球が左中間へ。植田海、近本光司、中野拓夢の3人を返すには十分すぎる打球だ。この3点でタイガースが再びリードを奪った。
この日、渡邉はサードで起用された。佐藤輝明の代わり。
もちろん143試合すべてでオーダーを固定できれば、それに越したことはない。だがそれは現実的に不可能だから、各チームは選手の起用を試行錯誤している。
シーズンの序盤、大山悠輔や佐藤輝がスタメンのオーダーから外れたとき、そこには渡邉がいた。1塁と3塁を守れて打力もある。
大山と佐藤輝の代役となれば、ファンから見る目も厳しくなる。2人の代わりになれるのは渡邉しかいなかった。
渡邉がいたから、今年のタイガースは大きく沈む寸前で踏みとどまれた。
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クローザーの岩崎優が試合を締めて、タイガースが勝利した。
選手のハイタッチが終わって、今日のヒーローの渡邉が出てくる。
ファン含めて全員で戦って勝ち越し決めて帰りたいなと思います
渡邉の考える「全員」に、僕らファンが含まれていることが分かって嬉しかった。