ぼくを救ってくれてありがとう小幡(雑記)
2023年6月3日 対千葉ロッテマリーンズ戦
延長11回 小幡竜平がプロ初のサヨナラヒット
3点リードで迎えた最終回。ショート木浪聖也のエラーで先頭打者を出してしまったタイガースは土壇場で同点に追いつかれた。クローザーも送り込んで盤石の逃げ切り体勢だったのに、守りきれなかった。
同点で迎えた最終回。その木浪がヒットで出塁した。ホームインすればサヨナラだ。満を持して代走の植田海がベンチから出てくる。僕が1番応援している選手だ。サヨナラのランナーをなんとか得点圏に進めたい。そうすれば足の速い植田ならヒット1本でホームインできる。
相手ピッチャーが牽制球を投げた。1塁審判の右手が挙がった。植田は牽制でアウトになった。
ヒッティングに切り替わった小幡竜平も三振し、ノーアウト1塁が2アウト走者なしになった。結局この回は点が入らなかった。
代走で出た選手が牽制でアウトになるのは、僕が知る限りかなりまずいミスだ。代打で出てきて見逃し三振や、守備固めで出てきてエラーの比にならないくらいのミス。試合のリズムや良い流れを崩しかねないプレー。
その選手を応援しているファンが、プレーや勝敗の責任を背負う必要はない。推している選手がミスをしたって、言葉は悪いけどファンは何の関係もない。
頭では分かっているつもりだし、どちらかというと「自分は自分、他人は他人」と切り替えて考えられる方だと思っているけども、今日の牽制死は正直きつかった。めちゃくちゃファンから叩かれているのが想像できたから、SNSも見れなかった。趣味でそこまで……って意見も分かるけど、結構メンタ
ルにきていた。
勝てて良かった。
試合の結果がどうなろうと、ミスした事実は変わらない。けれども負けて敗因になるのと、勝って反省できるのではまた違う。チームも連敗してて、重苦しい雰囲気のままもし負けていたら、植田に対するバッシングはもっと過激になっていたはずだ。
小幡のサヨナラ打で、僕は間違いなく救われた。
ありがとう。そしておめでとう。