【活動レビュー】たった15分だけど、「されど15分」!~中学硬式野球チームへの指導を振り返って~
はじめに
静岡県の駿東郡長泉町を拠点に、はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師、アスレティックトレーナーとして活動する、徳田晴宣(トクダハルノブ)です。
などで活動しております。
先日8日、県内西部地区の中学硬式野球チームに、コンディショニング指導を行いました。
中学生たちへの指導を振り返り、感じたことをまとめます。
コンディショニング指導の詳細
片足で自身の体を支えるために必要なこと
片足で自身の体を支える能力は、野球選手にとって必要不可欠です。
なぜならば、投げる、打つ、捕るといった動きの中に、片足で体を支える場面があるからです。
そのときに自身の体をいかに安定させられるか?がとても重要で、それが高い水準でできるようになると、動きの質がとても変わります。
そこで今回の指導では、片足で立つために必要なお尻や体幹部の筋肉を鍛えるだけではなく、片足で立つための運動要素を解説して、それに基づいたエクササイズをいくつか実践しました。
ポイントは、片足を上げる直前に行う「体重移動」です。
片方の足を上げて、一本足で立つためには、軸足に一度、自身の体重を乗せなければなりません。
この「体重を乗せる」という動きが、片足の安定性にとても深く関わっており、軸足側の”足首ー膝ー股関節ー肩”を結ぶラインに体重を乗せることが重要です。
うまく体重を乗せられない、もしくは「乗せる」感覚が乏しい選手においては、体が外に逃げてしまう課題がみられましたが、ポイントを意識してエクササイズを実践すると、筋肉への刺激の入り方が変わります。
そう話す選手が多く、非常に良いエクササイズができました!
体を安定させる、体幹部の筋力
全体のコンディショニングを終えたあとは、投手と捕手を対象にしたコンディショニングを実施。
体幹部や肩甲骨周りを中心としたエクササイズを展開し、さらに体の機能改善を図りました。
どの選手にも共通した課題は、
ということでした。
腹圧を常に効かせて体幹部を安定させた状態で、上・下肢を動かすことが望ましいのですが、体幹機能に大きな課題があり、なかなか難しかったです。
肩甲骨の運動(下の写真)を行う際に、腰を過剰に反ることで力を出そうとする選手が多くいたので、
ことを指導しました。
たった15分だけど、「されど15分」
練習が終わり、選手たちがチーム道具を片づけたり、グラウンド整備をしたりする間、私はグラウンドの草抜きを行いました。
たった15分程度の時間でしたが、グラウンドの環境整備を通して感じたことを選手たちへ伝えました。
このようなことをやろうと思えば、中学生でも十分にできるはずで、決して難しくありません。
彼らへの指導を通して、1人でも多くの選手たちが、継続して自ら進んで物事に取り組む力をつけてくれるとうれしいですね。
選手のみんなへ、自分の課題としっかり向き合って、やるべきことを積み重ねてね。応援しています!
お知らせ
有料note
昨年9月に【業務委任契約】をテーマに書いた有料noteを公開しました!
私が実際に経験したケースを紹介しながら、スポーツチームと新しく契約を結ぶときの注意事項や契約書作成のポイントをわかりすく解説しました。
表立って書けない内容のため、有料noteにしておりますが、スポーツ現場で働くトレーナーやセラピストは必読です。
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