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不登校|小1の場合

こんにちは。カウンセラーひなたです。
小学校のスクールカウンセラーをしながら、小学生の息子3人(小5、小1、小1)を育てています。

今日は、小学校1年生の登校しぶり・不登校の話です。
ここ数年はコロナ禍もあり、学校や保育園、幼稚園欠席のハードルが下がったことは、保護者の皆さまのよく知るところかなと思います。

さて、不登校の定義ですが、児童生徒が何らかの要因により年間30日以上登校しなかった場合を指します。この定義では、病気や経済的な理由による欠席は除かれます。つまり病欠以外で年間30日の欠席で不登校扱いになるということです。

小学校1年生の登校しぶり・不登校は

  • 学校が楽しくない、つまらない

  • 暑くてランドセルが重くて通学がつらい

  • 45分ずっと座って授業を受けるのがつらい

などの理由で始まることが多いです。
つまり環境の変化に慣れていない状態です。保育園では毎日の中に遊びがありました。というか、ほぼ毎日遊びでした。
しかし学校は授業があり、荷物は自分で持っています。クラスの人数も倍以上に増え、ひとりひとりを懇切丁寧にサポートするのは難しい状況です。
そして語彙の少ない子どもたちはうまく言語化できず

  • つまんない

  • 行きたくない

  • お家がいい

と言い始めるわけです。

スクールカウンセラーは、子どもたちが何に困っているかを探ります。
例えば学習の困りごとであれば、黒板の文字を書き写すのが難しいのか、ノートのマスの中に収めるのか難しいのか、授業以外のこと(音や人や物)が気になってしまうのかなどです。

そして、どうすれば本人が前向きに取り組むことができるのかを一緒に考えます。
教えるではなく、一緒に考えることが大切です。
自分で「これならできるかも」と思ったことは前向きにできますが
「これならできるでしょう?」と差し出されるとなかなか前向きにできないものです。

もし環境に配慮が必要な場合は、(本人の許可を得て)担任にも相談します。

私はいつも子どもたちに
どう思う?一緒に考えてみよう。と声かけしています。

いじめや体罰などの場合は別問題ですが、学校を楽しくするのも、つまらなくするのも本人の心ひとつです。
一緒に考えてくれる人がいるというのは子どもにとって、とても心強いことです。
家族であればなお、心強いと思います。

私には何ができるだろうと考え続けています。

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