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自分をそのままで認めてあげたい #恋愛鬱の話

休養中、別れた恋人に言われた言葉を思い出す時がある。
"みんなもっと厳しい環境で働いているから"
この言葉になぜ傷付いたのか、その理由がその後の言葉にあるように感じた。

"こんな厳しいこと言いたくないけどさ、頑張ってほしいんだよ"
"期待してます"

言いたくないなら言わなければいい。
それでも厳しいことを言った。
この行動の背景には、それを言わなければならない理由があった。

彼には彼の人生があって、彼には彼の人生しか見えてなかったということ。

彼は早く結婚をして落ち着きたかった。
だから言った。

そのためには早く親に紹介したかった。
だから言った。

そのためには仕事をしていて欲しかった。
だから言った。

そのためには心身が健康でなければならなかった。
だから言った。

次々と明かされる彼の気持ちや考えのどこにも私の気持ちは存在しない。

言いたくて言った言葉だったのだろう。

私は5年前に浮気をされた経験から、言葉だけを信じることはしない。
言葉は"発した人の行動"として見ている。

強いふりをした人間が自分が傷付かないように独自の正論を武器に人を平気で傷付けたり振り回したり。

これまで人間関係で苦労した時は、そんな人の相手をしていた時だった。

そんな人々の共通点は、親からの期待を背負って生きる中で心が壊れていたこと。
特殊な親子関係に洗脳されるように生きていたこと。

私がこれまでの人生で実感するのは、
どれだけ熱い気持ちで伝えても理解できない時はできないもの。

私も因果応報で学んだ経験がある。
あの時のあの人はこういう気持ちだったんだな、と腑に落ちる時が必ずやって来る。

だから放っておけばいい。

いつかその冷え切った心が、人の温もりに触れて温かいと感じられる繊細さを取り戻せますように。

そう願いながら。


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