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【要約】辻庸介氏『失敗を語ろう』
本日紹介する1冊はマネーフォワードの創業者の辻庸介さんが起業してから3000日の物語。
これが面白くないわけがありません。
・成功のポイントは 最初からマネタイズを考えるのではなく、PMF(顧客が満足できるサービスを最適な市場に提供すること)を優先せよ
・「感謝しなさい」「人に十言って、一やってもらえたら、ありがたい」といっていた経営者の祖父の教え
・辻さんが仲間にしたい人は・・・
など非常に参考になりました。
生涯の師であるマネックスの松本さんとのやりとりも泣かせます。
社内外で起業している人、起業を考えている人、は「転ばぬ先の杖」として読んでおくことをオススメします。
個人的には起業とか関係なしに、noteで注目を集めたいなら、noteに何を書くべきか、という点などでも非常に参考になりました。
赤線を引いた箇所を一部紹介します。
失敗経験は挑戦者の証
何もしなければ、何も起こらない
出場しないよりはずっとマシだった。なぜなら負けても必ず学びがあるからだ。
人に感謝しなさい
十言って、一つでもやってもらったら、ありがたいと思いなさい
ここで得た知識や経験を使って、あなたはどう社会に貢献していくのか?どう社会を良くしていくのか?
最初から仲間選びには一切の妥協はしなかった・。人として信頼できて能力も高く、しかも一緒にいてワクワクできる人じゃないと誘わないと決めていた
ユーザーにとって「nice to have=あったらいい」ではなく、「must have=なくてはらない」存在になること。「must have=なくてはらない」にならないと、サービスはいずれ死ぬ。
その他に
最初の仲間は、人として信頼できて、能力も高く、一緒にいてワクワクできる人と決めていた
社員の成長には、少しストレッチした課題能力のマッチング、信じて任せるスキルの2つが必要
辻さんが仲間にしたくなる人は
・根が明るくて嘘をつかない人
・この人となら一緒にやってきたいと周りに思わせる人間性
・これまでの人生で勝ち続けてきた人(成果を出すまで投げ出さなかった人、最後まで諦めずにやりきる人)
・そういう人には勇気がもらえる、一緒に高みに登れる
といったことが参考になりました。
このような概念が辻さんの起業ストーリーで学べるのが本書。
先日、人間はストーリーでしか物事を理解できないと学びました。
まさにそれができる良書です。