出費が激減した理由

私は、たくさんお金を使ってしまう人でした。
元々、金融に対する知識はありました。
そんなことはそもそも関係ないのですが、入ってきた分は全て使ってしまっていました。

何に使っていたか？
全て「必要なこと」にです。
だから、出費を減らそうと頑張ったって、減りません。
なぜなら、全て必要なものを買っていたからです。

ところが、先月くらいから出費が半分になりました。
特に節約を頑張ったとか、そう言った類の努力をしたわけではありません。

唯一意識したこと、
それは、

「我慢することをやめた」

です。

これを言うと、逆に使っちゃいそうですよね。
私も、ずっとそう思っていました。

話が変わりますが、ダイエットをしていると
余計に食欲って増えませんか？
いつも以上に食べたいものを食べたくなること、けっこうありますよね？

これ、お金でも一緒なんです。
「欲しいな」「素敵だな」と思ったものを無意識に我慢していると、
使える分野で、無駄に使います。

お金を使いたい、と言う欲求を抑えているからです。

コンビニで、美味しそうだなと思ったお菓子。
素敵だなと思った化粧品や小物。
これらほとんどのものは、おそらく高額ではありません。
そのふと「いいな」と思ったものを見逃しているのです。
無意識の領域で、その「いいな」を無視してしまっています。
無意識の領域からくらくるものは、「あなたの本音」です。

私が思うに、そのほとんどは子供の頃に買うことを我慢していたものが多いと思います。
たくさんたくさん、「教育」「しつけ」の名の下に、私たちは我慢を強いられてきました。
我慢することが美しく素晴らしいことだと認識させられてきました。

そういった背景から、私たちは自分のサインを感じにくくなってしまっています。
そしていつまでも自分からのサインを見逃していると、無駄遣いします。

ふとした瞬間に欲しいと思った気持ちに気づいたら、
それを手に取ってみましょう。
ネットなら、じっくりそれをみてみましょう。
買い物カゴに入れておくのも良いと思います。
買わずに、その欲しい気持ちが満たされたら、買い物カゴからリリースしましょう。
思い切りそのものを味わえたことに感謝しましょう。

いらないもの、と頭で考えても、それがずっと気になるのなら、買いましょう。
今大人のあなたなら、それはきっと簡単に買えるほどの安価なものだと思います。
子供の頃に欲しかったものではないですか？
憧れたものかもしれないですよね。
あなたはずっとずっとそれが欲しかったのです。

そして、もうひとつ。
今欲しいと思ってるものって、本当に心から欲しいですか？
どうして欲しいと思っていますか？
それを買った時、買った後の自分を想像してみたら、どうですか？
喜んでそれを使っていますか？
心は満たされていますか？
あなたは、それをもって幸せですか？

何事にしても、この問いかけを自分にしてみるのも良いでしょう。

かつての私が必要だと思ってたくさん買っていたものは、確かに必要でした。でも、必要以上でした。
使うことを自分に許可する領域を限定していたからです。
素敵だな良いなと思ったものを買うことを、自分自身に禁じていました。
このリミットが外れた時、必要なもの＝生活必需品ではなくなり、
必要なもの＝私が心から欲しいもの、になりました。

自分が心から欲しいと思うもの、それに気づくことで無駄な出費は減ります。
頑張って節約なんてする必要はなくなります。

自分のために、適切にお金を使うことができると気持ちも生活も満たされて豊かになります。

もの買う、その前に一度思い出してみてくださいね。