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「読書する人はなぜ志望校に受かるのか」カリスマ国語講師に聞いた納得の説明
以前に働いていた塾でお世話になったカリスマ国語教師がこう言っていました。
「合否は読書習慣の有無で決まります。私の指導はオマケにすぎません」
彼の説明を簡単にまとめると以下のようになります。
「単純化しすぎですけど,成長を一次関数(y=ax+b)だと考えてください」
「まず,読書習慣の有無で傾きが変わります。ある人はa=2,ない人はa=1だとしましょう」
「そして切片も違います。読書習慣がない人はb=0です。習慣がある人はb=2だったり3だったりと差はありますけど,とにかくスタート地点が違うのです」
「スタート地点も違うし,学力の加速度も違いますから,同じ勉強をした場合,読書習慣のない人はある人に勝ち目はありません」
だったら,読書習慣のない人はもうどうしようないということですか?
「いえいえ。そんなことはありません。今からでも読書習慣をつければいいのです。もともとある人には勝てませんが,読書習慣がない人のほうが多数派ですから,そうすることで,そうするだけで上位に行けます」
「先ほど私は『同じ勉強をした場合』追いつき追い越すことは不可能だと言いました。読書習慣で後れを取っている人は周りと違う勉強をすればいいのです」
「もちろん,インチキ臭いテクニックではないですよ。正攻法で学びつつ,これまでに得てこなかったものを学べばいいのです」
それって何ですか?
「語彙力です。具体的に言うと漢字ドリル。漢字ドリルをやさしめのものからやり直すことです。小学5年生だったら思い切って1年生のものからやり直すくらいの覚悟が必要です」
「と言っても,生徒本人は漢字ドリルなんてやりたがらないし,親も『えーっ。先生ご冗談でしょう』と真面目に取り合ってくれません」
「だからこそ,真面目に取り組む少数派になれば合格できる側の人間になれるんですけどね」
皆さまからのお布施はありがたく頂戴いたします!