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頑張ってるのに評価されないのは

上司のやりたい事を分かってない時である。

頑張ってるのに評価されないのは、上司の評価ポイントを満たしていないということでしかない。

「分かってるわ、分かってるけど評価されないのよ」

という声もあるかもしれないが、人間というのは往々にして自分の評価軸を持っていて、上司と自分の評価軸が同じものだと勝手に決めつけてしまうことがある。自分の都合の良いように理解してしまう「確証バイアス」というやつだ。

例えば、「良いシステムを構築しよう!頑張って!」って言われたので、「よし、品質のいいものを作る技術は持っている!この仕事は得意だぞ!」と言って、仕事をし始める。

めちゃくちゃ頑張って、絶対エラーを起こさないように、エラールートにいつもの5倍のコーディング量を費やしたとしよう。

めちゃくちゃ残業して、工数をかけて品質の良い物を作り、満を持して上司に見せたところ、「お、おおお、まじか…」と微妙なリアクションが待っていた。

この時上司は、別にエラールートの多さ、強いては「品質」なんてどうでもよかったのである。ビジュアルのオシャレさなど、コンテンツとしての魅力に力を入れたかったのである。

こういったことが間間ある。「頑張ってるけど評価されない」のはだいたいこういうときだ。これを抑止するためには、「上司のやりたいこと」をしっかり理解する必要がある。

「良いシステムとは具体的になんですか?」とか「品質についてはどう考えてますか?」など、とにかく上司のやりたいことを明確に理解する。そしたらもうそれを満たすように動けば、必ず評価される。

「違う違う、本当に上司の評価軸は分かってる。でも出来ないんだよ。」

なるほど、その時は、上司が部下のやれる事を分かっていないことになる。

上司が「最近の若い子が好きそうなナウいビジュアルにしてほしい」と部下にお願いしたら、部下は一生懸命頑張って作ってきたがイマイチ古臭い。そりゃそうだ、部下は65歳で定年間際の「仁義なき戦い」が大好きなおじさんだったからだ。

分かりやすい例にしたが、こういう場合は上司が部下のやれることを理解していないことになる。こういうときって、自分の事を何も言わなくても、上司は自分の事を理解しているという錯覚があったりする。

しかし残念なことに上司は意外に自分にそんなに興味がなかったりする。理解してくれている保証はないので、こちらから自分が適任ではない旨言及しよう。

上司「最近の若い子が好きそうなナウいビジュアルにしてほしい」
部下「やりますが、仁義なき戦い好きの定年間際のおっさんですがいいですか…?」
上司「…ま、まぁやってみるか」

この会話だけで評価軸はすり寄った!

評価軸をすり合わせれば、評価はいつだって高い!あっという間に社長だぜ!ヒャッハー!

定年間際だけど

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のろさとし | 実業家 | 製造業 | システムエンジニア
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