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#1「紡ぎの庭」改修プロジェクトがはじまります!|代表理事 志真泰夫

公益財団法人筑波メディカルセンターでは、2024年6月24日より病院・健診センター前の「紡ぎの庭」を改修するための寄付プロジェクトが始動しました。そこで、紡ぎの庭改修プロジェクトに関する様々な情報を発信していくnoteを公開します。これから、このプロジェクト担当者がそれぞれの視点で記事を連載していく予定です。


■「紡ぎの庭」が生まれるまで

 筑波メディカルセンターは、2008年からつくば市の許可を得て、NPO法人つくばアーバンガーデニング(以下、NPO法人TUG)と協力して、ペデストリアンデッキ(以下、遊歩道)の整備に乗り出しました。整備される前の遊歩道は、松が枯れ、根だけが露出したツリーサークルや朽ちたベンチが所々にあるだけでした。

整備前の紡ぎの庭

 中田義隆先生(前代表理事、故人)は、病院や健診センターを利用する患者さんや受診者さん、地域のみなさんに”安らぎの場を提供したい”という熱い想いから、「緑のデザイン賞」(第一生命、都市緑化基金)に応募して、見事に「緑化大賞」を授賞しました。その賞金を基に本格的に整備を開始して、「紡ぎの庭」を作庭しました。

緑の緑化大賞の看板

 2009年、筑波メディカルセンターとNPO法人TUGが二人三脚で雑草とり、土づくり、花壇デザイン、花苗の手配などを進め、初めての花植えの日を迎えました。「紡ぎの庭」には花が植えられ、美しく生まれ変わった遊歩道には、早速、患者さんたちがくつろぐ姿が見られるようになりました。

植樹をする中田先生

 その後、「紡ぎの庭」に四季折々の花を植え、遊歩道を通る患者さんやご家族に季節の変化を感じてもらう安らぎの場を提供してきました。中田義隆先生が願ったように、いまは患者さん、ご家族のみならず地域の方たち、通学する学生たち、そして、散歩する近隣の保育園の子供たちにとっても憩いの庭となっています。

地域の皆さんと一緒におこなうラベンダースティックづくり

■なぜ「紡ぎの庭」を改修するのか

 当法人は「紡ぎの庭」を守り続けるために、NPO法人TUGと共に毎年2回(春と秋)植え替え行っています。美しい庭であり続けるために、全体的なメンテナンスも欠かすことはできず、年間約200万円の維持管理費用がかかっています。

年2回行う植え替え作業

 しかし、作庭から15年の歳月が経過し、ベンチやパーゴラ(庭の格子状の棚)は老朽化して、修理が必要な状態です。また、花壇からあふれている草花や大木になっている植木の剪定など、庭を綺麗に整備し、全体的なメンテナンスを実施するためには費用が必要です。

改修イメージ

「紡ぎの庭」全体の改修は、多額な費用を要し、当法人だけの力では難しく、まず、第1目標として改修を行うための費用およそ300万円を地域のみなさんに支援していただき、さらに第2目標として、年間200万円程度かかる庭の維持管理のための費用も併せて寄付をお願いして、計500万円を目標として、このたびご寄付をお願いすることになりました。

 人は自然と離れて生きてゆくことはできません。自然と人が暮らす環境を守り続けることは、私たちの大切な役割です。筑波メディカルセンターは地域のみなさんと共にその役割を担ってゆきたいと思います。
どうか、みなさんの温かいご支援をお願い申し上げます。

■この記事の執筆者

公益財団法人筑波メディカルセンター 代表理事 志真泰夫

代表理事 志真泰夫

■プロジェクトの関連リンク

・プロジェクトページ
「紡ぎの庭改修プロジェクト」に寄付する|筑波メディカルセンター病院|筑波メディカルセンター (tmch.or.jp)

・紡ぎの庭誕生の経緯
「紡ぎの庭」はこうして誕生した|筑波メディカルセンター病院|筑波メディカルセンター (tmch.or.jp)

・プロジェクトのプレスリリース
“紡ぎの庭”改修プロジェクト、6月24日より始動 | 公益財団法人筑波メディカルセンターのプレスリリース (prtimes.jp)


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