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誰かが、若くして自らを死に至らしめたニュースが入ってきた

生きてさえいればいいと人は言うけれど、生きているだけなら死んでいるのも同然だと、自分がいなくなった世界を想像する。または、自分など最初から存在しなかった世界とか。

誰かが、ホテルのバルコニーからいなくなった知らせを聞いて生前の彼を深く知らなくても、身の置き所がないような気分になってしまうのはきっと私だけじゃない。

なんでこう、みんな立て続けに死んでいくんだろう。こんなにも才能のある人が、素晴らしいものだけをこの世の中に残してどこかに行ってしまう。時代が進むほどに、データだけが鮮明に残されている。

つらいよなあ。つらいね。

でも、私は誰も忘れたくない。みんなを等しく覚えていたい。私がこんなことを思ったところで、生きて戻ってきてくれる人はいない。私ひとりが、こんなふうに考えたところで何も変わらない。そんなことより、目の前のやるべきことをこつこつとこなしていくことが大切なのかもしれない。

2024/10/25

ひとつのニュースでこんなふうに考える人を集めて、病んでいるとかそんな言葉で片付けたくない。場合分けして、名前を付けないで。違う、そうじゃない。

私は死なないよ。死ぬ勇気もないし、怖いし、死にたくない。やりたいこともいっぱいある。だけど、自らを傷つけたりそういうことを繰り返したりして、遂にその死の恐怖を乗り越えてしまった人がいたことに思いを馳せてしまう。

耳に入ってくるメロディにのったShe knowsが、死のうに聞こえてしょうもないのに笑えない。なんだ、それ。

私は医学生で、このままいって医師国家試験に受かれば、医師免許がもらえる。なんとなくここまで来てしまった。ああ、医者向いてないのかもない。私自身は大丈夫かな。やっていけるかな。怖いかな。自分がぶっ壊れたりしないかな。

私は、冷静に真っ直ぐで真っ当な生活をしている。普通の顔して生きている。朝起きて、学校に行って、時間が来たら大体毎日似たような時間に寝る。きっと、あの人もこの人も皆んな普通の顔して死の真後ろで生きているんだよ。生きていたんだよ。生と死は確かに一直線上に存在していて、だけど確実に死亡時刻というラインだけが垂直にひかれている。

2024/10/25

私と少しでも関わりをもった、笑って楽しそうにしている全ての人を失いたくない。それが、例え画面を通した一方的な関係性でも、そう同じ。皆んな、ちょっとでもポジティで幸のある感情を持ってそのまま生きていってほしい。できれば、全員私より長生きしてほしい。

欲を言えば、私は自分と縁する人に対して歓びや幸福を少しでも与えられる人でありたい。そういうふうに、生きていければ私も幸せであるんだろうな。逆を言えば、自分が満たされている状態であれば、他人に矢印を向けることができるんだろう。

訳わからなくなってきた。リアム(One Direction)の死に浸っていたのに、自分自身のなりたい姿を考え始めてしまった。こんなの曲たちと、このメンバーでどんなライブをしていたんだろうって想像し始めたら止まらなくなってしまった。勉強しながら、音楽を聴いていたのに全然集中できていなくて、進んでいかない。これは一旦文章にしないと、いけなかった。

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