BookLink #3 偉人本
2020/6/19(fri) に第3回目の開催をしました、"BookLink"【好きな本が新しい本を呼んでくる】
今回も前回同様にテーマを設定して、はじめに本を紹介するSeekerは「偉人本」を紹介していただきました。
※好きな本を紹介する人『Seeker』(シーカー)、その本に関連する本をレコメンドする人『Linker』(リンカー)と呼んでいます。
テーマの「偉人本」にした理由は、6月19日は『桜桃忌』。作家太宰治の忌日で、それに因んで設定しました。
今回、紹介された本はこちらです。
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Seeker①:エジソン いたずら大好き発明王
物事の本質に迫る天才エジソンは、「問いをつくる力」がすごい!
「天才とは、1%のひらめきと99%の努力である」という名言を残していますが、エジソンはゴールが見えていたから努力できただけであるそうです。
Linker①:志士道―現代人が先人から学ぶ大切なこと
幕末の時代―志士たちは国を守るために“私”を捨てて歩いて歩いてその志を固めていった。先人のことを知れば日本人として今日からの生き方が変わる。
Linker②:るろうに剣心
幕末つながりでるろうに剣心。主人公・緋村抜刀斎のモデルとなった河上彦斎は、尊皇攘夷派で、幕末の四大人斬りの一人。
Linker③:はやぶさ、そうまでして君は〜生みの親がはじめて明かすプロジェクト秘話
努力して諦めない1冊と言えばこれ。はやぶさプロジェクトのリーダーであった川口先生が、プロジェクト立ち上げから実行、苦労話が語られている。
Linker④:ファスト&スロー
エジソンのひらめきから、思考プロセスに関する1冊。ファストな思考(システム1)とスローな思考(システム2)を使いこなしていくことが現代を生きるためには求められる。
Linker⑤:わが闘争―国家社会主義運動
ヒトラーはヒーローなのか?ヒトラーがどのように国を指導してきたのか?自分の思考をどのように実現してきたのか?
Linker⑥:サンダースの自伝・カーネル 世界でもっとも有名なシェフ
世界で一番挫けなかった人と言えば、カーネル・サンダーズ。65歳でKFCを起業し、車1台で国中を走り回り、レストランの厨房などでフライドチキンの作り方を実演しながら、FC契約をしていく。
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Seeker②:上杉鷹山
上杉謙信から数えて10代目の上杉鷹山。破産状態にあった米沢藩を再建し、高水準の教育や産業、福祉などを実現した人物。アメリカの35代大統領のジョン・F・ケネディは、就任時の日本の新聞のインタビューにおいて、「日本で最も尊敬する政治家は誰ですか?」という質問に対し、「上杉鷹山です!」と答えたそうです。
Linker①:蒼天航路
三国志では悪役、中国史上に巨大な悪名を残した英雄・曹操。日本でいう織田信長的な改革者であり、リーダー論としても参考になる1冊。
Linker②:彩雲国物語
名門紅家のお姫様ながら貧乏生活を送っている紅秀麗が、一度諦めた「官吏になりたい」という夢を叶えるために、国のため、国民のために奔走する物語。角川ビーンズ文庫から全22巻出ているそうです。
Linker③:棠陰比事
中国の裁判記録集である棠陰比事(とういんひじ)。古今の名裁判官による144の判例から成り立っている。日本ではm最初の裁判小説として多大の影響を与えた1冊。
Linker④:ヘラクレスの冒険
アガサ・クリスティ作の推理小説に登場する名探偵、エルキュール・ポアロは、ヘラクレスの12の難行にあやかって、12の事件を解いて引退することを決める。
1.ネメアーの獅子
2.レルネーのヒュドラー
3.ケリュネイアの鹿
4.エリュマントスの猪
5.アウゲイアースの家畜小屋
6.ステュムパーリデスの鳥
7.クレータの牡牛
8.ディオメーデースの人喰い馬
9.アマゾーンの女王の腰帯
10.ゲーリュオーンの牛
11.ヘスペリデスの黄金の林檎
12.地獄の番犬ケルベロス
Linker⑤:〈インターネット〉の次に来るもの 未来を決める12の法則
「12」つながりで、WIREDを創刊したケヴィン・ケリーの1冊。デジタルテクノロジーが不可避的に生み出す変化を12の法則でまとめられている。
1.Becoming ビカミング
2.Cognifying コグニファイング
3.Flowing フローイング
4.Screening スクリーニング
5.Accessing アクセシング
6.Sharing シェアリング
7.Filtering フィルタリング
8.Remixing リミクシング
9.Interactive インタラクティング
10.Tracking トラッキング
11.Questioning クエスチョニング
12.Beginning ビギニング
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Seeker③:一冊の手帳で夢は必ずかなう - なりたい自分になるシンプルな方法
GMOインターネットの創業者である熊谷さんの1冊。経営者としてのビジョンや理念を手帳に書き続け、会社を成長させてきた熊谷さんのメソッドが詰まった1冊。
Linker①:DEATH NOTE
「書いたことが実現する」と言えば、DEATH NOTEですよね(笑)
Linker②:ミーハー仕事術
ビジネスはNO1を目指すことに価値があるように思えますが、中村さんのこの本は、ビジネスの世界で言われている極めるを「極めない」エッセンスが詰まっている。「子どもの頃から、何をやっても続かなかった」という中村さんがミーハーを極めた1冊。
Linker③:常勝集団のプリンシプル
全国大学ラグビー選手権で9連覇を達成した帝京大学の岩出監督。強い組織をつくるためのメソッドが詰まっている。従来のスポ根の常識を覆した組織づくり、リーダーシップ、マネジメントとは何かがわかる1冊。
Linker④:FCバルセロナ 常勝の組織学
強い組織と言えば、世界中のフットボールファンを魅了するFCバルセロナ。その根底にあるものは「哲学」「アイデンティティ」を組織全体に浸透佐sていることであるという。
Linker⑤:自分で動ける 部下の育て方 期待マネジメント入門
早稲田大学ラグビー部監督を4年間務めた中竹さん。早稲田大学ラグビー部の名監督である清宮監督の後釜監督として、どのように部員を指導したのか。期待をプロジェクト化しマネジメントする手法が語られている。
Linker⑥:攻殻機動隊
攻殻機動隊 S.A.C. 公安9課 荒巻大輔課長の名言と言えば、
”我々の間にはチームプレーなどという都合のよい言い訳は存在せん。あるとすればスタンドプレーから生じるチームワークだけだ。”
Linker⑦:ONE OUTS
野球漫画だけど、野球漫画ではない作品。深層心理を突いた勝負が見どころで、弱小球団を優勝にまで導く物語。チームプレイは、一人ひとりが今何ができるかを考え、最高のプレーをすることが大事である。
Linker⑧:弱虫ペダル
個人とチームを描いた漫画と言えば、弱虫ペダル。ロードレースは、「一番速くゴールしたら勝利」という競技で、個人競技のようにも思われますが、実は基本的に9人1チームで戦う団体競技である。チームのエースが一番にゴールできるように、ペース配分を考えサポートしていくのがロードレースの魅力。
Linker⑨:ハイキュー
仲が悪い二人、日向翔陽と影山飛雄の関係。お互いの良さを理解し、良さを生かすことで、チームとしてのパフォーマンスが上がることを感じる作品。
Linker⑩:Real Clothes
百貨店のふとん売場で働く天野絹恵が、百貨店の花形である婦人服売場への異動を命じられ、自分の内面を磨くだけでなく、外面を美しく着飾ることをいろんな人たちとの交流を通じて成長していく物語。
Linker⑪:40歳が社長になる日
現代の組織やリーダーシップ×女性と言えば、岡島悦子さん。「日本に"経営のプロ"を増やす」ことをミッションに活動されている岡島さんが考える、これからの経営やリーダーとは?がわかる1冊。
Linker⑫:KING JIM ヒット文具を生み続ける独創のセオリー
「テプラ」や「ポメラ」などの文房具商品を開発し、ヒット商品を作り続けるキングジム。市場調査をしないキングジムがヒット商品を連発し続ける理由が見えてくる1冊。
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今回は過去最高の26冊の本が紹介されました!(笑)
様々な偉人とそこからのLinkが凄かったですね。特に、Seeker③からの、社長や組織、マネジメントに関する本は盛り上がりましたね。
今回は今まで以上に漫画の紹介も多く、Linkしていくジャンルやカテゴリーの幅が広がった感じがしました。
全体を通して、「どのように成果を出すか」「どのように問題解決するか」というプロセスと結果を結びつけるヒントや考え方が多かった印象でした。
次回開催は7/17(金) 女性が活躍した日
次回、第4回目のBookLinkは、2020/7/17(Fri)20:00-22:00の開催です。この日は、様々な出来事があるのですが、その中でも女性の活躍が目立った日かなと思いました。
・日本人女性初の学士号(東北帝国大学理科大学)を得た、牧田らくさんと黒田チカさん(1916年)
・女性では世界初となる、欧州アルプス三大北壁の登頂に成功したアルピニストの今井通子さん(1971年)
・なでしこジャパンが女子W杯で初優勝(2011年) etc..
女性が著書の作品、女性が主人公や登場人物の作品など、「女性」にちなんだ好きな本を紹介して、そこからたくさんのLinkを次回もつくっていきましょう。
それでは!!
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