
タンパク質が不足すると激ヤバい! 体ボロボロ確定‼️
タンパク質は言うまでもなく一番大切な栄養素です。
タンパク質を英語でプロテインと言いますが、その語源は
「1番目のもの、もっとも重要なもの」
という意味です。
しかしながら、タンパク質はあまりにも身近すぎて、一番大切だという意識を持っている人は少ないです。
そして、実際にタンパク質の摂取量が不足している日本人が多いのも現実です。
この記事では、あらためてタンパク質が如何に重要なのか、その理由を説明します。
また、タンパク質が不足すると起こる症状、体にとって極めてマズいことを解説します。
体はタンパク質でできている
タンパク質は言うまでもなく体の材料です。
人体は水分を除けば、ほとんどがタンパク質だと言っても言い過ぎではありません。

上の図を見てもわかるように、
ほぼ全ての臓器、皮膚、筋肉、髪、
骨(30%)、血液、血管、
すべてタンパク質です。
そして酵素。
一般にはあまり知られていませんが、これが一番重要かもしれません。
酵素には消化酵素と代謝酵素があります。
消化酵素はタンパク質をはじめ、脂質や炭水化物を分解して消化します。

代謝酵素は体内のあらゆる代謝活動に関わります。
例を挙げると、以下のようなところです。

ここまでを見ても、タンパク質がもっとも重要な栄養素であることがわかります。
タンパク質のターンオーバーは思いのほか速い
では、タンパク質の摂取量が不足すると体にどのようなことが起こるのでしょうか。
それを理解するためには、各部位のターンオーバー、つまり新陳代謝のサイクルを知る必要があります。

肌(皮膚)のターンオーバーが約1か月ということは多くの女性はご存知かと思いますが、その下の方をご覧ください。
驚くことに、胃の粘膜はわずか3日です。
さらに驚くことに、腸の微絨毛という部分は、ナント1日です。
食べ物の消化活動は、体にとっては大変なハードワークです。
それに関わりの深い部位ほど、消耗が激しいことを物語っています。
このように、体のターンオーバーは思いのほか短いことを思い知らされます。
新しい材料が入ってこないと・・・
ここで、ある疑問が浮かぶかもしれません。
「もし断食などで5日間タンパク質を入れなければ、胃粘膜や腸微絨毛はなくなってしまうのか」。
もちろん、それはありません。
生きていけません。
じゃあ、何も起こらないのか・・・
答えは、新陳代謝が起こらないだけです。
新陳代謝が起こらないということは、古いタンパク質(細胞)と新しいタンパク質が入れ替わらない、ということ。
本来ならば寿命が来て退くべきタンパク質が、いつまでもそこに居座り続けます。
するとどうなるのか。
答えを言う前に、具体例で説明します。
家も何十年と住み続けると、長年の雨や風(台風)、日照りなどで、あちこちが傷んできます。

定期的に新しい建材や資材を使って補修をしますが、その補修を怠る(建材や資材が入ってこない)とますます傷みは激しくなります。
住み心地がだんだん悪くなります。
次に車です。
乗り続けていると、タイヤが擦り減る、バッテリーの交換、ブレーキパッドの交換など、とかくお金が掛かります。

けれども、寿命が来たパーツを交換しなければ危険です。
人命にも関わりかねませんので、お金が掛かっても、普通は交換します。
人の体も全く同じです。
新しい材料を必要量つねに入れ続けないと、その部分は間違いなく劣化の一途をたどります。
それはつまり、機能の低下です。
臓器、器官、組織の機能低下が進むと、その先にあるのは病気です。
タンパク質を必要量入れ続ける大切さがここにあります。
家や車と違って体の中は見えません。
材料が足りなくなってもすぐには異変が起こらないので、ついつい油断してしまいます。
けれども、じわじわと確実に病気に向かいます。
そうなる前に対策を打つのが予防です。
タンパク質を十分に摂取することの大切さを、今一度見直してください。
まとめ
タンパク質摂取量が不足すると体に何が起こるのか。
それを理解するためには、各部位のターンオーバー、つまり新陳代謝のサイクルを知る必要があります。
ターンオーバーが短いものでは胃粘膜がわずか3日。
さらに腸微絨毛という部分は、ナント1日です。
体のターンオーバーは思いのほか短いことを思い知らされます
タンパク質が不足するとこの新陳代謝がスムーズにいきません。
つまり、古いタンパク質と新しいタンパク質が入れ替わらないということです。
本来ならば寿命が来て退くべきタンパク質が、いつまでもそこに居座り続けるということになります。
新しい材料、つまりタンパク質を必要量入れ続けないと、その部分は間違いなく劣化の一途をたどります。
それはつまり、機能の低下です。
臓器、器官の機能低下が進むと、間違いなく病気につながります。
タンパク質を必要量入れ続ける大切さがここにあります。
この記事の内容は動画をアップしています。
合わせてご覧ください。