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デザイン雑記_5 :『はじめてのUIデザイン 改訂版』池田 拓司 他

点になって消えたくない

Webデザイン始めて約5年だけど、例えば「UI/UXについて全く知らない人にも分かるように説明してください」とか言われたらシドロモドロになる自信あるわ。多分、最初は勢いよく使い古されたスタバの話とか例に出して「〜つまり直接は知覚できないブランド価値の醸成を支える体験がUXで、それを引き起こす細部がUIなワケ!」みたいなフワーとしたニュアンスで煙に巻いて知った風なドヤ顔すると思う。けど、そのドヤ顔から自信の無さが滲み出ると思う。「じゃあ貴方がこれまでのプロジェクトで確実に一貫して表現できたと自信をもって共有できるアウトプット共有してくださいよ」とか言われたら「毎回反省ばかりで…」とか小声で言いつつ徐々に小さくなり点になって消えると思う。それくらい「厳密にUI/UXを考えてWEBデザインできてたか」と振り返ると「忙しい」とか「時間が」とか「体制が」とか安易な言い訳に甘える場面あったと思う。俺が全部悪い。

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当noteは様々なデザイン仕事を調べ「デザイン」ってのを考察しようって方針で始めたものですが、前回に引き続いてユルい読書感想文です。

今回読んだ本は、前フリにあった「自信の無さから点になって消え」たくねぇ、という動機に基づき、細部の組み立てについて改めて学びたくチョイスしたものです。

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『はじめてのUIデザイン 改訂版』池田 拓司 他 (著)
https://www.amazon.co.jp/dp/B087BMJ1Q6

本書ではWebサイトについてに触れている部分はありますが、アプリ開発が念頭に置かれてる印象はありました。

私の勤め先の仕事は主にPRに付随したり内包されるWeb施策で、アプリ開発とは想定しているユーザーの行動が違うという前提はありますが、読んでみて得るものは多く、というか「耳が痛ぇ」と死にかける場面もありました。

個人的に記憶しておきたいこと

以下は読んでいて「これ覚えとこ」と思ったメモです。

第3章にて触れられる「ペルソナから音楽アプリをつくる想定で流れを見てみよう」という箇所にて「ユーザーシナリオ」と「ユーザーフロー」なるものが出てきます。。普段、仕事でカスタマージャーニーマップを目にしているので「そのようなものかな」と安易に読み進めていたら、ユーザーの行動の解像度が段違いでした。「何らかの対象への操作性」が重要なアプリ開発では、ユーザーに強いてしまうタスクの設計をより厳密に組み立てないといけないんだろうな、と思う一方で、これを意識して Webデザインできたら強強の強だろうな、などと思いました。

あと、情報整理からUIを手がけるまでの流れをまとめた第5章も、気をつけておけよ!みたいなポイントを具体的に教えてくれて親切な章でした。

第7章も具体例を出しながら、デザイナがUI以前にプロジェクト内でサービスの確度を上げるために出来ること・意識すべき心得みたいなのを提示してて分かりやすかったです。


Kindleで100円なので気になった方は是非。


以上、最近の読書録でした。

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『はじめてのUIデザイン 改訂版』池田 拓司 他 (著)
https://www.amazon.co.jp/dp/B087BMJ1Q6

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