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音楽(ミセス・ロック) 

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ミセスの音楽を中心に、その他若手バンドの曲やライブについて綴ってます。知ってる人もまだ出会ってない人も、何かのキッカケになりますように。
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記事一覧

コロンブスを聴くと泣きそうになる

コロンブスを聴くと泣きそうになる

Mrs. GREEN APPLEのコロンブス

突き抜けてポップな曲調が特徴的な曲だが、産みの親、大森元貴はこの曲を聴くと「泣きそうになる」そうだ。

その意味がリリースから3ヶ月半経ってようやく分かってきた気がする。
確かにこの曲、泣きそうになる。

思わず踊り出したくなるような曲で、ポップな故の多幸感。

ただ、それだけでは涙腺は緩まない。

コロンブスが生み出す多幸感は、どこまでもリアルなの

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MGA on Harmony -あの頃の自分へ。夢が叶うよ-

MGA on Harmony -あの頃の自分へ。夢が叶うよ-


Mrs. GREEN APPLE on Harmony
10月15日・16日その記録

※写真は全て自分または連番相手が撮影したものになります。

7月以来の大好きなバンドのライブ。

イヤホンをつけていつものプレイリストを再生する。ライブの日、家を出る時の暗黙のルール。

新幹線に揺られ、横浜駅に降り立つ。色とりどりの公式グッズに身を包むファンの多さに驚きと同時に安心感を覚える。

フォトスポ

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Siip-彼が観てきた世界と現代への警句-

Siip-彼が観てきた世界と現代への警句-

平易な表現を使えば、タロットカードに注目したSiipの考察記事だ。

一年前に考えついたSiipに対するこの見方は、おそらくまだ誰も気づいていない考察を多分に含んでいるであろうし、限りなく真実に近いこともまた含まれていると感じる。
ただしこれから記す内容はあくまで「不完全な知識に基づいた断片的な理解」の域を出ないことをあらかじめ断っておく必要がある。

まずSiipという存在について知らない方のた

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フロム2002 ぴぴフェス

フロム2002 ぴぴフェス

2024.8.14

前日の渋谷ミルキーウェイに続いてこの日もライブハウスへ。

前日の余韻冷めやらぬまま舞台は下北沢。

少し早く着いたため街を歩く。犬は歩けば棒に当たるが、下北沢を歩けばバンドマンに当たる。多くのバンドマンやライブキッズとすれ違った。
友達を連れて下北駅前のガストに入ると既に別の友達が並んでいた。下北沢がバンドの聖地であることを思い知らされる。
昨日タワレコで出会った友達とも合

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フロム渋谷ミルキーウェイ ペル×yutori

フロム渋谷ミルキーウェイ ペル×yutori

2024.8.13~8.14

初めて、ライブハウスに行くために東京へ飛んだ。飛んだと言っても新幹線だろ、というツッコミはさておき。

6月に、鉄風東京・ペルシカリア・Blue Mashの2002年生まれバンドスリーマンが開催されることが発表された。

そしてその前日に、ペルシカリアとyutoriのツーマンが開催されることが発表された。

ペルシカリアもBlue Mashもyutoriも本当に大好

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familieが泣けるワケ

familieが泣けるワケ

5ヶ月連続リリース

Mrs. GREEN APPLEとしても初めての挑戦。

4月 深みの増した青春とその裏に長く伸びる影を歌った「ライラック」
5月 選択の連続である人生で、背中を押してくれるような「Dear」
6月 好きになれない自分・日常を愛することを教えてくれる「コロンブス」
7月 勝負する全ての人に寄り添う「アポロドロス」

そして8月6日、その最後を盛大に飾る名曲がリリースされた。

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見放題大阪2024 Blue Mashが起こした2度の革命

見放題大阪2024 Blue Mashが起こした2度の革命

2024年7月6日、人知れず革命が起きていた。場所は大阪、心斎橋。

この日は見放題という一大サーキットイベントが心斎橋の20ヶ所のライブハウスで行われていた。若手バンド中心に200近いバンドがそれぞれの音を鳴らしていた。多くのお客さんが訪れるこのイベントはやはりバンドマンにとっては憧れであり大事な空間だ。各バンドがめいいっぱいに爆音を轟かせ、輝いてた。

その中でも一際輝いていたバンドがある。そ

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ゼンジン未到とヴェルトラウム〜銘銘編〜神戸day2

ゼンジン未到とヴェルトラウム〜銘銘編〜神戸day2

⚠️このnoteはゼンジン未到とヴェルトラウム銘銘編のネタバレを含みます。記憶に頼っているため細かい部分はニュアンスになります。

記憶と記録。感想。

2024.07.07

開演前

奇しくも七夕に、年末のThe White Lounge以来、今年初のMrs. GREEN APPLEのライブ。

ちょうど4年前の7月8日は、自宅でTheaterのMVを見た。

2年前の7月8日は映画館でUto

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アポロドロス 感情書き殴りver.

アポロドロス 感情書き殴りver.

はぁ〜電撃サプライズからの神曲リリース。
ほんとにどこまでのエンターテイナーだなぁと思います。

そして遂にオリンピックの応援ソング。オリンピックって夏を彩るし、応援ソングってその時の感情を閉じ込められるから一生モノになると思う。

タイアップでこのレベルの曲をポンポン作れるなら世の中のタイアップは全てミセスに任せればいいのでは?というかミセス以外の選択肢はないのでは??

今回の曲も、組曲という

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アポロドロス

アポロドロス

初めて聴いたこの感情を思わず文字に残したくなる、そのような気にさせる曲は多くはない。

そして2024年7月3日0時、文字に残さずにはいられない曲がリリースされた。まさに電撃リリース。つい7時間前まで、誰もこの曲の存在を知らなかった。その曲は

Mrs. GREEN APPLEのアポロドロス

テレビ朝日系列のパリオリンピックの応援ソングだ。

この曲には実は秘密がある。

この曲、10年前の大森

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コロンブス歌詞解釈

コロンブス歌詞解釈

素晴らしい曲がそれに値しない評価を受けるのは非常に癪。少しでも世間のイメージアップを図るためにツイート量増やしたりもした。

でもコロンブスという曲自体には深く触れてないし、𝕏上では考察を見たくない人たちも沢山いるだろうから、ここでコロンブスの歌詞を今1度読んでみようと思う。いつもよりラフな文体で書いてみようと思います。1万字近いので覚悟して読んでください。

考察というか、解釈というか、解説と

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The White Lounge

The White Lounge

もう2ヶ月も前の夢のような出来事を、公式や皆のレポート・感想を元に掘り起こす。引用する言葉は正確とは限らない。読んだら♡お願いします。

2023.12.26 大阪

今日はミセスのライブだ!待ちに待った4ヶ月ぶりのMrs. GREEN APPLEのライブ。そんなライブは着席観覧・白のドレスコード着用・ネタバレ禁止。そんな特別なファンクラブ会員限定ライブ。その名もThe White Lounge。

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600円

600円

ライブハウス

多くの皆さんにとって縁遠い場所だろう。暗くて、狭くて、キラキラからは縁遠い、そんな場所。あ、あと、入るのに600円かかる。

そこでは、人気のバンドから、お客さんが入らないようなバンドまで、みんな何か信念を貫いてデカい音を鳴らしてる。
そんなバンドに鬱屈とした日々を救われたり、音に乗って鬱憤を晴らしたりしている人達が、チケットと600円のドリンク代を握りしめてやって来る。
バンドマ

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2002年生まれのバンドがライブハウスに革命を起こしてるって話

2002年生まれのバンドがライブハウスに革命を起こしてるって話

先程の記事の続きにして本題。

狭くて暗いライブハウス。そんな場所で一際輝いている4人組若手ロックバンドが三組いる。奇しくも彼らはみんな同い年、2002年生まれの代のバンドだ。

ペルシカリア

Blue Mash

ルサンチマン

インディーズバンドに詳しい方ならば耳にくらいはしたことがあるだろうか。

親友にして、盟友にして、ライバル。
ポケモンに例えるなら、ほのおタイプ、みずタイプ、くさタイ

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