職場におけるLifelong Learningの重要性と実装の考え方
以下の記事の和訳・要約です。
Lifelong Learningの訳語としては「生涯学習」が一般的だと思いますが、日本のそれだと少しニュアンスが違うかなと思うのでそのままLifelong Learningとしています。
要約
アメリカのビル・クリントン元大統領は、「最も大きな学びは、まだまだ学ぶべきことがあるということだ」と言っています。個人的な成長だけでなく、職業的な文脈においても、Lifelong Learningは重要です。
Lifelong Learningとは、学校などにおけるような正規の教育を超え、ウェビナーやポッドキャスト、書籍など、継続的な好奇心と成長のマインドセットによって駆動される様々な活動を含んでいます。
個人にとってのLifelong Learning意義には、マインドフルネス、幸福感、自信、そして様々なスキルと知識の向上が挙げられます。Lifelong Learningの提唱者であるインドの社会起業家ギタンジャリ=JBは、TEDトークでLifelong Learningが彼女の人生にどのようにプラスの影響を与えたかを説明しています。
そしていまでは、大人になっても(たとえ60代や70代であっても)、新しく何かを学ぶことによって脳内では新たな神経回路が形成され、Lifelong Learningによる効果を得ることができるということが、研究によってわかっています。
ビジネスにおいて従業員にLifelong Learningを促すことは、より熟練した、創造的で、忠実な従業員を確保することにつながります。職場が自分の成長に投資していると感じる従業員は、より満足し、生産的である可能性が高くなります。Lifelong Learningは、企業戦略の一部と捉える価値のあるものです。
Lifelong Learingを職場で推進するためには、まず学びは継続的なプロセスであり、時間がかかり、意図を伴った練習が必要であることを認識することが重要です。マネージャーは、従業員が課題を受け入れ、間違いから学ぶことを促進するために、フィードバックとサポートを提供する必要があります。
Lifelong Learningを実装するためには、共通の学習目標を設定したり、学習を事業戦略の一部に組み込んだり、チームメンバーが一緒に学び、知識を共有する機会を作ることが有効です。
所感
職場における学習とか人材開発とかの仕事に携わりはじめて4か月が過ぎたが、研修やe-learningなどの「フォーマルな」「教育」に関することがすごく多いなぁと感じている。
本当は、日々情報収集をしたり、人と情報交換やちょっとした議論をしたり、先輩のやっていることを真似したり、わからないことを調べたり、それらを意識的・無意識的に統合して日々実践に生かしたり、うまくいかなかったと反省したり、ということの中で、ものすごくいろいろなことを学んでいる。でも、学んでいる本人も組織の方も、そういうミクロな学びのことをちゃんと見られていない。そこに、もっと改善できることがあるし、テクノロジーを活かす余地があるよなーと思っている。
もともとやることが決まっているものがたくさんあって、バックオフィスなので、それを効率的に回すことも求められるのでしょうがないことでもあるけれど。
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