台風女の ゆるっと天気予報
こんにちは、今日の東京は寒いです。早くもホットカーペットをつけてしまいました。最高の温もりです。冬は大好きですが寒さには弱いです。氷点下を下回ると不機嫌になります。ご注意を。
さて、昨日に引き続き季節ネタを今日も続けます。
人の気分や性格、日々起こることを話すときに天気や自然現象に例えることってよくありませんか?
「止まない雨はない」
「あなたは太陽みたいに明るいね」
「火山が爆発するかように怒りが込み上げてきた」
「どんより曇り空のような気分」
などなど。実際に私も鬱モードで横になっているとき窓から雨を見て「今の私の心もこんなかんじ・・・」とめそめそしたり。ないですか?
双極性障害と診断されてから自分の気分を朝昼晩と記録するようになり、そのアップダウンの激しさに「私の心大荒れだなぁ〜」と感じまして。
鬱状態と躁状態の記録を見てると、まるで台風だなと。
ぶわーーーっと暴風雨が訪れたと思ったら
パッと晴れて燦々とした太陽登場
小雨だったり、曇りだったり、夜の闇に包まれたり、瞬間を切り取れば暴風雨と晴天以外もちょこちょこもちろんあるのですが。
あ、ちなみに今は曇りです。さっきまで強めに雨が降っていて動けませんでした。気圧のせいにします。
そんな生活でよく私が思ってしまうのが
「元気だった普通の自分に戻りたい」
なんですね。よくよく考えてみれば、散財癖とか眠らずに仕事バリバリするとか双極っぽい自分は心当たりあるので「元気だった普通の自分」なんて美化された幻想なのかもしれないんですけれど。
それでも平日仕事をして、土日は18年間続けて来た和太鼓の稽古に費やし、同期や友達と飲みに行ったりしていた頃がキラキラ見えて仕方ないんですよね。あぁ戻りたいなって思っちゃうんです。辛いこともあるけど一生懸命戦って、笑いまくっていた日々。
でも仕事は休職状態(当初の予定だった年内復帰は微妙と昨日言われた)、和太鼓は稽古のたびに目眩や嘔吐で泣く泣く休座(このまま退座フラグ)、お酒は飲めないし夜遅くまで遊ぶ力などない。
気分が落ち込むたびに、自分を否定して責めてしまう。病気、障害を受け入れるんだとか言いつつまだまだ認められていない自分がいて気づいたら自己嫌悪。普通のひとが羨ましくて羨ましくて仕方ない。たまにinstagramやTwitterに楽しかったことを書いてみて「私だって」と思いながらも、「こいつ鬱なのに元気じゃん」「まだ休む気?」と思われているのではないかと震える。(※SNS向いていないのはわかっている)
・・・どんなに幸せそうに見えるひとだって、みんなそれぞれ大変なことも辛いこともあるのにね。悩みもあるなか頑張っているのにね。
完璧なひとなんていないもん。
余命宣告されたわけでもない。
おいしくごはんも食べられるようになった。
心配してくれる家族、優しい友達や彼もいる。
それなのに私はいつまでも
「こんな自分嫌だ」
「障害者になるなんて」
「なんで私が」
「筋力落ちてもう演奏もできない」
「車も運転できないから営業も厳しい」
「気圧のせいで今日もう無理でーす」
「甘えじゃないし、なりたくてなったわけじゃない」
「目に見えない障害は理解してもらえない」
・・・うじうじうじうじ。言い訳ばかり。何かのせいにしてばっかり。夢も希望もないことばっっかり口にするようになって。
もうこれを書いているだけでも嫌になる!笑
でも、どうしたらいいのかなってここ数日ずっとずっと考えていて。だってやっぱり「一度きりの人生は笑顔と幸せたっぷりじゃないと嫌だ!」と思って。それを今妨げているのは病気でも障害でもなく、私自身の感情の捉え方・意識の問題だと思って。
どうしたら上手く生きられるのかな
どうしたら受け入れられるのかな
どうしたら自分に優しくできるかな
どうしたら自分を愛せるのかな
昔の自分のようには戻れなくても、これからの未来は自分で決められる。新しい自分になれる。それに、「普通」なんて人それぞれの価値観。
広い視野で見てみれば、日本には当たり前のように四季があるけれど、ずっと暑く晴れてて雨がほとんど降らないところとか、1日中昼間のような明るさが続くところとか、世界にはいろんな特性があって。宗教だとか政治だとかも考え方も様々で。そのどれもが、「そこで生活している人にとっての普通」なわけで。理解しようと歩み寄ることはできても、完全に理解することは難しい。もう自然の力でどうにもできないことだってある。
そんなことを考えていたら、毎日台風みたいな私だって別にいっかって思えてきてしまって。晴れがあるならいっか。いっぱい泣いても、何かを壊して失ってしまっても、その後晴れるならば。そこで取り戻せるものもあるんじゃないか。照らせるものもあるんじゃないか。私だって太陽みたいな明るい人になれるんじゃないか。むしろ風も雨も全然悪者なんかじゃなくて、嫌なことや不安をさーっと流してどこかへ飛ばしてくれるのではないか。
なんて思ってきて元気が湧いてきたんです。
単純だな、とか
何言ってんだこいつ、とか
思われてしまうかもしれないけれど、私は少しこれで自分を受け入れることができたし、元気になれた気がしたんです。また夢や希望をもてた気がするんです。
だから今日のあんまり良くない体調、心模様も「そんな日もある〜!明日はきっと晴れるでしょう!」って気楽に思っている(冒頭で気圧のせいにしたのは伏線ってことにしてくれ頼む)。どうしようもなく落ちてしまう日はこれからもたくさんあるだろうけど、そのたびにまた太陽が昇るときがくることを忘れたくない。
女性は誰しも、「幸せそうな女」が最強です。
私の尊敬している美容家の神崎恵さんもそう仰っていました。
「幸せな女」じゃなくて、「幸せそうな女」です。
雨の日もお気に入りのレインブーツや傘で笑顔になれる。
暑い日に食べるアイスって最高においしい。
雪が降っても近所の方々と一緒に雪かきをする時間ってなんだか素敵。
悲しいときも話を聞いてくれる友達がいる。
辛いときもコスメやお洋服がぐっと自分に自信を持たせてくれる。
眠れないときもアロマの香りが安らぎをくれる。
日々どんなときも、幸せを与えてくれるものやヒントはたくさん転がっている。
視野を広く持とう、私。
どうしても、苦しくなると過去や嫌なことなど狭い視野に囚われがちだから。
もっともっと広く、自由に気楽に。
私の人生、私が主役!
楽しもう。いっぱい笑おう。
幸せになろう。