2022年読んだ本の中のおすすめ3冊
2022年読んだ本の中のおすすめ3冊
2022年に読んだ本の中でおすすめの3冊です。ちなみに2022年は40冊程度読んでるかなという感じです。
その中からのおすすめ3冊になります。
言語が消滅する前に |國分功一郎 , 千葉雅也
建築家の解体|松村淳
みみずくは黄昏に飛びたつ|川上未映子 , 村上春樹
もう少しきちんと推薦文や感想をまとめたいと思いつつ、まとめるのが先になりそうなので、読んだ当時に簡単にまとめた感想などを掲載しておきます。
言語が消滅する前に
以前、noteで簡単に感想を書きましたので、リンクを貼っておきます。
選書した理由としては、昨今の「〜はオワコン」のようにすぐに流行り廃りを判断する風潮とは違い、自分の扱う分野への圧倒的な信頼感を感じ、そういった姿勢はプロフェッショナルには重要だなと改めて感じたからです。
建築家の解体
Twitterの方で読後に簡単に呟いた感想を転載しておきます。
自分も建築設計に携わる身として、分かりみが深すぎたので選びました。どの業界でもありそうですが、「建築家界」のあるあるを読み解く感じです。「あるある」というのが、ここでいう「ハビトゥス」にあたるものになります。
「ハビトゥス」に囚われすぎると、結構苦しい状況に陥りやすいように感じますが、こうして改めて建築家界の「ハビトゥス」をまとめてもらえると冷静に大局を俯瞰できて、自分の活動や思想などを相対化できるのでおすすめの一冊です。
みみずくは黄昏に飛びたつ
こちらもTwitterの方で簡単に感想を呟いていたので、転載しておきます。
まずは川上未映子の村上春樹作品の読み込み具合に驚きます。作家が作家の作品を読み込む場合は、ここまで広く、かつ深く読むのかと感服します。
村上春樹のエッセイや対談などは、文学を書く上での作家論的なものですが、あらゆるクリエイティブに共通する普遍的なことを言及しているように感じます。その点で、この対談集も非常に示唆に富む内容でおすすめの一冊です。
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