ネガティブをポジティブに!
こんにちは。ガンTです。
久しぶりの投稿です。お付き合いください。
もうすぐ卒業を迎える我が学級の子供達なのです。
今日は道徳の授業で「自分のよさ」について考えました。
授業で扱った話は、パティシエ。
パティシエとして熱意を持って突き進んだある方の話を通して
①「この人のパティシエとして、どんな長所があるか?」
という質問をしました。
#諦めない
#挑戦する
#気配りができる
などたくさんの気づきを子どもたちは述べていました。
#短所を補う努力をしている
という気づきを言う子がいて、そこから自分たちの長所と短所について考えてみることにしました。
ノートを半分にして、左側に長所。右側に短所(直したいところ)を書くように促すとほとんどの子が、「短所」から書き始めます。
「じぶんのよさが分かりにくい」
とのこと。
そこで、そのページを開いたままにして、ペンを持って友達の「長所」スペースにの人の長所を書いてあげようとしました。
数分後、全員の長所欄に友達が見つけてくれた、気づかせてくれた自分の良さが書いてあります。
「ほら〜。やっぱりみんな長所あるじゃん。気づきにくいだけなんだね」
と返した後
「この短所だって長所にみれるんじゃないかな?例えば三日坊主って書いているけど、10回続ければ三日坊主だって1ヶ月坊主よ。」
と言いました。
子どもたちは「え?そんなのいいの?」「うん。。。確かに」との反応。
ネガティブな面も見方を変えるとポジティブにできるんじゃないの?ということで、隣の友達に紹介できそうな自分の短所(ネガティブ)を「ポジティブフィードバック」してもらおうという活動を入れました。
自分の短所のはずなのに、この活動をしている時間子どもたちは笑顔でした。
自己開示ができているし、友達もに対して懸命に言葉を探してポジティブにフィードバックを返していました。
「飽きやすいってことは、たくさんのことに関心を持っているってこと」
「何回も質問するってことは、しっかりと確認してから行動ができる慎重派ってこと‘
「声が大きいってことは、自分の存在が声でアピールできるってこと」
「短所しか見つからないってことは、短所は見つけられているってこと。」
「自分は馬鹿ってことは、伸び代があるってこと」
「気持ちのオンオフが激しいってことは、気持ちがオフにできて休めるからいいこと」
自分の短所だって見方を帰れば、少しは自分を好きになるポイントになるんじゃないかな。
ある子が、授業の振り返りに、
「ポジティブばかりでもだめ。ネガティブ過ぎるのもだめ。バランスが大切だけど、どんな自分も好きになりたい」と書いていた。
大切な感覚だと思う。歪んだ?自己肯定感よりも、いい意味で自己否定しながらも成長し続けられる人物になってほしいな。
結局のところ、子どもたちとの関わりによって、一番気づきを得ているのは大抵授業者である自分。
残り8日間も、彼らからも学び続けたい。
スキをいただけると幸いです。
僕の教育観に興味を持ってくださった方はこちらもご覧ください。
ヘッダーのイラストもぜひご活用くださいね。
それではガンTでした。ではまた!