小学校受験2026:冷静と狂乱のあいだ

小学校受験2026:冷静と狂乱のあいだ

最近の記事

体力とお受験のあいだ

今年度になり、時間が許す限り公園で遊ぶように心がけています。 小学校受験教室に通ってから、我が子の体力のなさが気になるようになってきたからです。 私は、「子供は公園に連れていったら勝手に走り出して遊ぶもの」と思っていました。ところが娘は公園でそんなそぶりは見せず、枝やどんぐりを拾って眺めていました。 以前は、「内向的なおとなしい性格なのか?」と思っていましたが、教室に通ってから、どうも性格だけが原因ではないことがわかってきました。 ジャックの体操教室は非常に論理的で、「

    • 年少と新年中のあいだ

      24年度の小学校受験も佳境を迎えているようですね。明日は我が身と思いつつ、我が家の日常は続きます。 年少の幼児クラスが開始した頃は、授業を受ける子どもはまだ幼稚園入園前のタイミングで、半分はまだ2歳。「席に座るので一苦労」という感じでした。体操だと泣き出す子や、べんきょうだと歩き回る子がいるような雰囲気です。 それが年少クラス(10月末)終了のタイミングだと、体操はみんな指示通り動き、べんきょうも席を歩き回る子どもはほとんどいなくなりました。幼児の1年の成長は本当に早いで

      • 稲刈りと家族サービスのあいだ

        10月の3連休に、稲刈り体験に行ってきました。 5月に田植え体験した場所と同じ場所にしました。ここは、車でのアクセスがあまり良くなく、片道2時間ほどかかるので、別の場所にしようかとも思ったのですが、自分の植えた苗がどうなったかを見るのも大事かと思い、同じ場所にしました。 幼児教室のブログで紹介されていることもあってなのか、田んぼの駐車場にはどうみても場違いな都心ナンバーの高級車ばかり。こういうご家庭が小学校受験のライバルになるのでしょうか。 車での移動が往復で4時間、正

        • 実体験とペーパーのあいだ

          相変わらず七田式のプリントAを1日6枚やっています。 ひらがなで停滞していましたが、数ヶ月にわたり毎日やっているとかなり読めるようになりました。 友達に手紙を書くという目標があるらしく、頑張っています。 ひらがなは小学校受験には出ないのですが、ひらがなを本格開始してから語彙力が増えたように感じます。 気づいたこととして、「見たことはあるけど名前が出ない」という言葉がひらがな学習で定着したようです。 オウム(鳥)がなかなか覚えれなかったときは、「動物園で何回も見たでしょ!」

          新年中の足音とコスパのあいだ

          ついこないだ年少になったと思ったら、ジャックの年少コースは来月でおしまい。11月から新年中という扱いになります。 最初は体操で大きく遅れをとっていたのですが、4月からバレエ教室に通い、家でもYOUTUBEでレッスン動画を見て毎日練習をしています。 その効果もあってか、体操はだいぶ改善してきました。でも、全般的に体力・持久力がなく、もっと小さい頃から運動系の習い事をやらせておいて方が良かったのかなと、今更後悔です。 勉強は、ジャックでも宿題は出るのですが1日で終わるので、

          新年中の足音とコスパのあいだ

          七田式プリントと習慣化のあいだ

          七田式プリントAを毎日やるようになり、Aが7〜8割程度終わりました。 七田式のプリントはA〜Dまであり、標準的には平日は3枚をやってA、B、C、Dをそれぞれ10ヶ月で完了するスケジュールという想定のようです。 我が家では、週7日で6枚をやっているので、このペースで順調に行けば3〜4ヶ月でAを終えるようなイメージで進めています。8月は旅行に行ったのですが、旅行中も欠かさずやるようにしました。 SNSを見るとスーパーキッズたちが3歳でとっくにBに移行しているようで、4歳Xヶ

          七田式プリントと習慣化のあいだ

          青い隣の芝と、自分の子供のあいだ

          昔からの知り合いで、国立小学校に子供を通わせている人の話を色々と聞きました。毎日、朝5時起きでランニングして、親子でキャッチボールしているそうです。なぜやっているのかと聞かれると、子供が運動が好きだからだそうです。 抽選があるとは言え、やはり国立小学校の生徒はめちゃくちゃ優秀なんですね。知り合いの子供が優秀なのももちろん、ご学友の無双エピソードも凄まじいものがありました。 「ゆとり教育」は今では失敗という総括になったと理解していますが、国立小学校で試験導入された際は大成功

          青い隣の芝と、自分の子供のあいだ

          年少とお受験塾のあいだ

          お受験用のペーパーを色々とやっているのですが、この動画を見て七田式のプリントに当面取り組むことにしました。 https://www.shichida.com/shichipri.html 七田式をはじめた理由で大きいのは文字の項目があることです。 小学校受験では文字は関係ないのですが、この動画でもある通り「文字が読めると子供のインプット量が格段に増える」というのはその通りだと思いました。 七田式のプリントはSNSで調べると「ガチ勢」が多く「X歳Yヶ月までにプリントBま

          慶應と女子校志望のあいだ

          今週末は慶應横浜の見学会だったんですね。フォロワーの人が揃いも揃って、江田とつぶやいていて、江田は慶應横浜を示す言葉と知りました。 先日、天現寺の交差点を車で通ったら、非常に暑いさなかにたくさんの紺服の方々を見かけました。歩道橋の下には、お受験教室のチラシ配りと思われる人もたくさん見かけました。天現寺はもちろん慶應幼稚舎を示す言葉です。 その日は幼児教室の授業があったのですが、なんと男子は全員欠席。おそらく天現寺の説明会に行ったのでしょう。授業は、ライバルのスーパ女子と2

          小受を考えた理由と自分の苦い思い出のあいだ

          そもそも我が家で小学校受験を考えた理由を改めて整理してみました 当初想定:お受験の勉強は”受験勉強”であり子供の教育にとって意味がない。 現状認識:「生活習慣を整える」「体力向上」「自然体験」「巧緻性」など小学校生活の土台となる教育を実施しており、結果的に公立小へ行っても役に立つ取り組みである ここは一番大きい理由かなと思います。 昔は「小学校受験は実生活には役に立たないテクニックを教えるところ」という認識でした。よく聞くPodcastのナレーター(多分40歳前後)が小

          小受を考えた理由と自分の苦い思い出のあいだ

          タワマンとお受験のあいだ

          年少からジャックに通わせているのですが、ジャックを始めとするお受験教室は独特の雰囲気や文化がありとてもおもしろい世界です。 私は文化人類学が好きなので、お受験教室を参与観察(フィールドワーク)して論文を書いたらきっと面白いだろうなと日々思っています。 ジャック年少~年中は、体操と勉強のクラスがあり、ほとんどの人は両方を取っています。 授業は参観型と呼ばれ、親が後ろに張り付くタイプ。 なので、生徒だけではなく親の様子も伺い知ることができます。 ベンチマークにしている

          24年6月までにできたこと と目標のあいだ

          本格的にお受験を始めて半年が経ちました。 今のところお勉強系はまあまあ優秀。運動系はさっぱり。という状況です。 1)おにぎり作りとピクニック 親の負担:大 ジャックの教室で「お父様と何をして遊ぶことが多いですか?」の質問に「おにぎりを一緒に作ってピクニックに出かけます」と回答。お受験家庭っぴ回答ができとても感動しました。 2)レゴ(クラシック)のアイディアボックス 親の負担:小 娘は自由に作るというよりも説明書通りに作るのが好きな模様。レゴでトースターを作りました。親の負

          24年6月までにできたこと と目標のあいだ

          鉄棒とお受験のあいだ

          お受験家庭が一度は購入を考えるもの。それは鉄棒。 ジャックの体操の授業では鉄棒を頻繁に使うのですが、娘は鉄棒をかなり怖がっています。 一方で、同じ教室のスーパー女子と、もう一人の女の子は見事な前回りを見せつけてきて、親の気持ちを削いできます。 まあ、男子は全員鉄棒が苦手な様子なので、女子2人がすごいだけなのかもしれませんが・・。しかし、年少時点での子供の性差による発育の違いは大きいですね。 ジャックの先生は非常に丁寧に鉄棒のやり方を教えてくれました。 自分が小学生の

          お金と記憶に残る体験のあいだ

          我が家では年明けぐらいからお受験を本格開始。 4月以降に開始したお受験関連の取り組みは以下のとおりです。 ・バレエ教室 ・造形教室 ・料理(おにぎり、カレーづくり) ・自然体験(山菜採り、潮干狩り、たけのこ掘り、野菜収穫) ・レゴ(デュプロからクラシックに切り替え) ・アサガオ栽培 ・体調管理強化(早めの寝かしつけ) 年少&2ヶ月も経っていない中での評価ですが、一番即効性の効果があったのは料理のように思えます。 人参やじゃがいもが水に沈むことを自然とおぼえました。 娘にと

          お金と記憶に残る体験のあいだ

          生活習慣とパフォーマンスのあいだ

          参観型の教室に通いはじめて気づきがたくさんありました。 まず、体調管理不足、特に睡眠不足によると思われるパフォーマンス低下です。 金曜日に幼稚園から帰宅後のマネイジメントがうまくいかず、ついつい寝かしつけが遅くなった結果、土曜日午前中のお教室の授業のパフォーマンスが著しく低下することがわかりました。 幼稚園だとバスに押し込んだら親はひと段落で、通園後の状況は見えないのですが、参観型教室だと出来不出来が手に取るようにわかります。せっかく高い授業料を払っても、睡眠不足で臨ん

          生活習慣とパフォーマンスのあいだ

          小受と年収のあいだ

          Xで話題の年収ネタ。 小学校受験は年収3000万円ないと不相応という意見もあるのですが、実態どうなんでしょうか。 SNSだと年収ばかりが強調される傾向があるのですが、実際には、小学校受験は以下の4つで構成されるイメージを持っています 1)子どものベースとなる能力 2)親の金融資本→この構成要素の一つに年収 3)親の時間的余裕度 4)親の文化的資本 1)子どものベースとなる能力 神様から与えられたものと捉えるしかありません。 2)金融資本 見た目の年収が低くても可処分所得