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エンジニアリングマネージャーになって読んで良かったドキュメントたち
これはなに
比較的キャリアの早い段階であろう新卒3年目からエンジニアリングマネージャーをやらせてもらっていた筆者 (@tk3fftk) が「リーダー(マネージャー)って何すればいいの…」という気持ちや「人はなぜ…」という人間理解のために読んできたドキュメントの一部を紹介します。 誰かの参考になれば幸いです。
マネジメント
エンジニアリングマネージャ/プロダクトマネージャのための知識体系と読書ガイド
エンジニアリングマネージャーとはなんだろう、という疑問に当たったら読みにいくページ。
リストアップされている書籍までは見切れてないです。よく見る or 読んだことあるタイトルが並んでるな〜くらいの解像度。
エンジニアリングマネージャー/EMという単語が出てきて「この文脈で話されているエンジニアリングマネージャー/EMって何をする人ですか?」ってときにも参照させてもらってます。
HIGH OUTPUT MANAGEMENT
「マネジメント」という仕事についてまず一冊だけ読むならこれ。
いつのタイミングでも良い本だと思いますが、特に新任で知りたいことの大半が書いてあるように思えます。
岩田さん: 岩田聡はこんなことを話していた。
エンジニア出身の元任天堂社長の岩田さんの言葉をつづった本
「チームで行う仕事」の大事なマインドが散りばめられている気がします。
「自分でやるのが一番合理的ならやる」みたいな話は個人的にとても納得感があって、今の会社のバリューとも親和性が高いと思っています。
視座の可視化
メンバー評価のときや組織編成のときの整理ツールの1つとして使わせてもらっていました。
チームでこれ作ってオープンに話せるくらいの関係性できたらいいなあ…
人を知る
なぜ人と組織は変われないのか ― ハーバード流 自己変革の理論と実践
人・組織が変わることのできない原因を生物の免疫機構になぞらえて考える。
「免疫マップ」というツールを用いて分析し、人・組織の変化を促す。
「裏の目標」「強力な固定観念」という項目が強力であり肝の部分
「免疫マップ」がなぜ効果的か、どのようにすれば効果が高まるか、という話。
自分は過去に軽めのテーマで「免疫マップ」を作成したことがあるけれど、これは一度作成してみないと、効果のほどは感じられないと思う。
(思ったより書籍の評価が渋かった理由もここにありそう)
一回(できれば誰かと)書いてやってみるとよいです。
人を動かす
仕事に限らず、筆者のコミュニケーションのバイブルです。
人に頼む技術 コロンビア大学の嫌な顔されずに人を動かす科学
人に依頼・お願いするハードルが下がる本です。
「もっとお願いしていいんだ。思ったほど相手は気にしないか、むしろ喜ばれるんだ。」ということを知れます (もちろん、頼み方も大事ですが)。
いわゆる権限移譲も一種の人に頼む事柄だと思うので。
Search Inside Yourself
マインドフルネスの原典的な本
読むだけでなくワークをしっかりやること推奨です。
自分って、自分のこと全然制御できてないんだなあってことがよく分かります。
ドキュメントではないですが、マインドフルネスは体験会なりリードしてくれる人がいる会へ参加してみるのもおすすめです。
コーチング関連
コーチングとは?をざっくり知るならこちら。
コーチング関連書籍も何冊か読みましたが、おそらく書籍を読むよりまずはクライアント体験、あるいはコーチとして体系的な実践練習をしたほうがよいです。
付け焼き刃だとかえって逆効果になることも多いものだと思うので。
ちなみに筆者は前職の社内コーチの方にレクチャーいただいたり、MBCCの基礎コースを受けたりしていました。
しっかりとしたセッションを長いことやっていないのでやりたい。だれか~
おわりに
エンジニアもエンジニアである以前に人間なので、技術だけでなく人といういわば低レイヤのことを知るのはいくらか理にかなってるのかな?と思います (この記事では紹介できていませんが、ピープルウェア という古典的な名著があるくらい)。
孤独な戦いを続けなければならないマネージャーの一助となれば幸いです🙏
最近のアルくん
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