2024年3月 印象に残ったエンタメ
久しぶりの更新になります。4月が始まった、ということで新たな環境での生活が始まった方も多いのではないでしょうか。私は現在も絶賛就職活動中です。相変わらず忙しい日々を送っております(笑)
そんな私を支えてくれるのが、やはりエンタメなんですよね。この3月も、数は多くはないですが魅力的なエンタメのおかげで何とか頑張ることができました。3月の私を支えてくれたエンタメを紹介します。それでは、どうぞ。
・映画「市子」
昨年12月の公開後大いに話題を呼んだ作品です。主演の杉咲花さんは、この作品でアカデミー賞の優秀主演女優賞を受賞されました。公開からまだ日が浅いですが、もうアマプラで視聴できます。最近の配信サービスの配信スピードには驚かされてばかりです。
プロポーズ後に姿を消した彼女、市子の正体に迫る作品。なぜ彼女は姿を消したのか。次々と明らかになる苦しい境遇と悍ましい事実の先に待つ結末は。杉咲花さんの演技が作品の「重さ」に拍車をかけていて良かった。改めて素晴らしい俳優さんだな、と思いました。彼女は被害者なのか、それとも加害者なのか。市子の生き様を、あなたは肯定できますか。
・ドラマ「春になったら」
3か月後に結婚する娘と、3か月後にこの世を去る父。新たな門出と人生の終わりを迎える親子の3か月間を描いた物語です。
この親子、喧嘩もするんですけど、めちゃくちゃ仲がいいんです。娘はお父さんの残りの人生を支えるために献身的なサポートを続け、父は娘を幸せを常に考えていたり。親子の関係を見つめ直す、2人のこれまでの人生を見つめ直す時間となった2人の3か月はとても濃密な時間であったと思います。登場人物も皆温かい人ばかりで、雰囲気がずっと素敵でよかったです。1話からめちゃくちゃ泣けるのでオススメです。
・ドラマ「不適切にもほどがある!」
冬ドラマのいちばんを決めるなら、やはりこのドラマでしょうか。昭和と令和を舞台に、不適切発言全開のダメおやじが周りをどんどんかき回していくタイムスリップコメディです。
クドカン脚本のドラマはやはり深いですよね。めちゃくちゃなセリフの中にも、現代への生きづらさや違和感に深く切り込む言葉があったり、阪神・淡路大震災が「ある」ものとして描かれていたり。過去の「あまちゃん」「いだてん」「俺の家の話」にも見られた、人の「死」から目を背けないスタンスを崩さないクドカンを大いにリスペクトしたい。
「娘にできないことは人にしない」「寛容になりましょう」など、現代の生きづらさや新たな価値観の形成を歌ったミュージカルパートも良かった。最初はなんだコレ!?と思ったけど、段々慣れてきて、最終的にはそれが楽しみになって。見事にクドカンのマジックのトリコになってしまいました。どの回も大いに話題を集めていましたが、やはり良かったのは最終話。最後のテロップも、皮肉というか、お洒落でよかったですね。ドラマとしてのクオリティが高すぎたなぁ。改めて宮藤官九郎が描く作品が好きになりました。
・バラエティ「世界の春日プロジェクト」
昨年から1年、皆に内緒で英語を勉強していたという春日さん。先日もこのプロジェクトのためにLAへ行っていましたよね。与えられた課題を忠実にこなす春日さん、義務教育の最高傑作という感じで改めてすごいです(笑)
英語の勉強って本当に大変だと思いますが、それでも毎日努力を重ね確実に成長していた春日さんが本当にすごかった。やはり努力は素晴らしいですね。母国語以外も上手に話せるようになったらかっこいいですよね。もう一回、ちゃんと英語を勉強してみようかな。ちょっと春日さんがすごすぎた。
・ドラマ「ブギウギ」
観終えたのは4月に入ってからですが、3月までの作品ということでここで感想を記します。義理と人情を大切にしていて、歌うことが大好きで、何より明るいスズ子さんがすごく素敵なドラマでした。
家族や大切な人との別れ、戦争による不自由、歌いたい歌が歌えない社会。スズ子さんが歩んだ人生は決して楽な道のりではありませんでした。それでも彼女は歌い続けた。自分の音楽を届け続けた。彼女の歌に日本中が勇気づけられたことでしょう。歌ってやはりいいですよね。娘の誘拐犯と一緒に暮らしちゃうのは最後まで腑に落ちませんでした(笑)が、そういうところも含めてスズ子さんって魅力的な人だなぁと思いました。
いかがでしたでしょうか。4月から始まるドラマ、アニメにも期待したいですね。私ももう少し頑張ってみようと思います。それでは今回はこの辺で。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!